「台風の断水対策で風呂に貯水→使わなくなったのでカメを泳がせてる」のびのび泳ぐ姿が話題「私の中で何かが癒えました」

山本 明 山本 明

 「台風の断水対策に風呂に水を貯めてたけど、使わなくなったのでカメを泳がせてる」と、twitterに投稿された、浴槽の中で泳ぐカメさんの画像が大きく注目されました。台風一過、ほっとする光景です。写真を撮った時のことを投稿主さんにお聞きしました。

 被害の大きさが懸念されていた大型台風14号は事前に警告・注意が各種メディアを通して呼びかけられていました。断水に備え、浴槽に水をためていた人も多かったことでしょう。

 投稿主であり、カメさんの飼い主さんである「あいお」(@i_o_lite_gg)さんもその一人です。平穏が戻ってきたことをしみじみ実感できるこの投稿に「使わずに済んで良かった&カメちゃん広々泳げて気持ち良さそうで良かった」「可愛い……!のびのびと足を広げて泳ぐ姿可愛すぎます」「私の中で何かが癒えました」などと安堵と喜びの声が相次ぎました。あいおさんに浴槽で泳ぐカメさんと共に過ごした時のことを聞きました。

普段からよく泳ぐカメさん 時々休ませて様子を見つつ泳がせていた時間は30分くらい

――可愛らしいカメさんです。種類は「クサガメ」さんだとリプライで答えておられました、お名前も教えてください。

安直ですが、名前は「かめきち」です。12歳のオスで、普段からよく泳いでいます。

――浴槽にはどのくらいの間、水をためられていたのですか?

鹿児島に住んでいますので18日が特に被害があると思い、17日の夕方頃には水を貯めていました。19日には鹿児島を通過して雨風も弱まったことからこれ以上の被害はないと判断しました。

――かめきちくんを泳がせようと思ったのは。

カメを泳がせた理由は、以前から飼育容器で数回泳がせていたのですが、狭い容器より広いところで伸び伸びと泳がせたいと思ったからです。ふだん泳がせている飼育容器には10cm程度の水深しかないので、浴槽にはなしてやると水の表面近くや少し深く潜ってみたりして、悠々と泳いでいました。時間は30分程度だったと思います。疲れたなどの様子はなく、泳いでいる間中、変わらず元気でした。

――浴槽で泳がせるにあたり気をつけたことは。

カメも水深が深いと溺れることは認識していたので、元気に見えても途中で水から上げて休憩をさせました。また、様子がおかしくないかなどを確認しながら泳ぐ様子を見守っていました。

――のびやかに泳ぐ姿に大きな反響がありました。

10年以上飼育している愛着のあるペットですので、他の方にもカメの魅力が伝わって嬉しいと感じました。かわいいとのコメントが多かったのが何より嬉しかったです。

◇◇

 さらに「このツイートで(カメさんと)一緒に暮らしたいと思っていただけるのは嬉しいですが、長寿な生き物ですので20年、30年と飼育できる責任をもっていただきたいと思います」としたうえで、「カメはゆったりとしているイメージですが、飼育してみると活発で足も速く、よく人に懐く生き物であるのが魅力だと思います。自分や家族が飼育容器の近くを通ると餌をくれ、と言わんばかりに寄ってアピールしてくるのはとてもかわいく、愛おしく思えます」と共に暮らすことの喜びを語るあいおさん。

 またあいおさんは、かめきちくんだけでなくヘルマンリクガメの3歳のオス「ココ」くんとも一緒に暮らしており、今回話題になった投稿に続けてココくんとの散歩風景も投稿しています。「水辺に住むカメと違って野草や野菜を好んで食べるので、散歩をさせながら野草を食べさせていました」(あいおさん)とのことで、こちらもぜひ注目くださいね。

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