「そろそろ掃除機かけようと思ってたからちょうどよかった(超ポジティブ)」とつぶやき、でんか(@K_theHermit)さんがTwitterに投稿した写真が話題です。そこに写っていたのは、ぶちまけられた大量のお米……の袋をホールドしながらカメラを見つめている猫ちゃんの姿!
猫ちゃんの盛大なイタズラ現場に、「あー!」「米騒動ですね」「これはネコ様に掃除機かけてもらうしか」と、愉快なリプライも殺到。「ねこさんは家に来て4ヶ月のもと捨て猫です。寝相がかわいいんですわ」とツイートしていた、”仏の心を持つ寛大な飼い主” でんかさんにお話を聞きました。
猫を飼うこと=猫に尽くすこと
ーーぶちまけられたお米の上で、米袋をホールドしていた猫ちゃんは「ねこさん」という名前の男の子だそうですね。いつこの状況に気づかれたのですか?
「仕事から帰ってすぐのことでした。帰宅するといつものように、ねこさんが玄関まで迎えに来てくれました。ひと通りじゃれたあと、ねこさんはキッチンへ走って行き、何やらシャラシャラと不穏な音が…。現場を見て2秒くらいフリーズしました。状況を飲み込んだ後は、そういえば最近掃除してなかったな…となぜか思いました。現実逃避だったと思います。1人で黙々と片付けるのも虚しいし、ネタにするしかないなと思い、ツイートしました。改めて、猫を飼うということは、猫に尽くさないといけないんだなと実感しました」
ーーお疲れさまでした…。もと捨て猫だったという、ねこさん。お迎えして約4カ月の間、特にイタズラはしなかったのですか?
「今回が初めてのイタズラでした。不在時は留守番をしてもらってますが、ゴミ箱にかけている袋などにも手を出さず、いつもお利口にお留守番をしていたので油断しました…。慣れてきたのか、寂しくなるようなことがあったのかもしれませんね」
対向車線の茶色い丸い物…ねこさんでした
ーー4カ月前、どんな状況でねこさんを発見、保護されたのですか?
「車を運転中、対向車線側の白線の上に茶色い丸い物が落ちていました……ねこさんでした。その日はよく晴れていて、直射日光もキツかったのを覚えています。ぐったりした様子のねこさんは、近づいても逃げず、足に穴が開くほどの怪我をしていて、両目はうまく開かないようでした。病院に連れて行ったところ、足の怪我は全治1カ月でした。おそらくカラスか何かにつつかれたのだと思います。
ずっと猫を飼いたいと思っていたので、引き取ることにしました。ペットOKのアパートに引っ越し、通院と目の手術を経て、今の健康な状態になりました。獣医さんによると、拾った時点で生後半年から1年ほどということでした。なので、出会った日を生後1年として、今は生後1歳4カ月ということにしています」