禁止なのに…勝手にエサやり、しかも傷んでいる! 「動物だから大丈夫と思わないで」と悲痛な訴えに応援の声

二木 繁美 二木 繁美

「少し悲しいことがありました・・・」とツイートしたのは千葉県の「袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁」(@sode_fure)。禁止している持ち込みのエサが見つかっただけではなく、そのエサの端が黒ずみ、痛んでいたのです。当時の状況やエサ禁止の理由などを伺いました。

「完全に禁止で良いのでは?」「持ち込むのなら縁長さんへ持ち込んで欲しいですね😢」「動物達の健康と安全を守るためにルールは徹底していただきたいですね」「ガチの手荷物検査してください❗」「もし食べた子達が体調崩したら、どうするの??」などの怒りのコメントが並びました。

ほかにも「縁長さん、ほんとご飯に気を使っていらして、動物さんたちいつも美味しそうなの食べてるんですよ~。ダメな行為はダメ」と食事にこだわっている同施設についての利用者の声や、「うちの可愛いヤギも四方八方囲んでタッパのあるフェンスで飼育しているのですがある時からパタパタと死んでいってしまって悲しんでいたところ裏の近所の方から毎日早朝に食べなくなったパンを投げ入れていたと言われ…」と、勝手にエサやりされたことで悲しい結末に至ってしまったエピソードを共有する人も。

「動物だから安くて少し傷んでても大丈夫と思われることが一番許せない。持ち込みならば、せめて自分が食べるとか、大切な人に食べてもらうような物にしてもらいたいです」と代表の國立路加(クニタチ ルカ)さんにお話を聞きました。

おなかを壊してしまうことも

ーーこの写真に写っているニンジンは、どこでどのような状態で発見されたのでしょうか。

「羊の広場のすみっこに転がっていました。持ち込みされたものは動物たちが食べてしまうと気づかないので、今回のように把握できるのは月に1回です」

ーー持ち込みされたエサは、どのようにして見分けられるのでしょう。

「縁(園)では人参は野菜スティックを作る機械を使って、長さや太さをそろえておりますので、持ち込まれたものと見分けが付きます。たまに多少傷んでいたり、おやつとして販売していない種類のものが見つかることもあります」

ーーエサの持ち込みをご遠慮いただいている理由を教えてください。

「動物にとってあまり良くない物や、お腹を壊しそうな物は与えてほしくないからです」

ーーエサの持ち込みをする方に伝えたい事があれば、教えてください。

「縁で販売しているおやつより、スーパーなどで購入して持ち込んだほうが安く遊べるとは思いますが、これからも縁を続けて行くためには、どうか販売しているおやつを購入してください」

同縁は、お客様からの入縁料とおやつの販売で成り立っています。エサ代の高騰などで入縁料の値上げの話も持ち上がっていますが、國立さんは現状維持でいきたいと考えているのだそう。縁と動物たちのためにも、お客さまにはご理解・ご協力いただきたいですね。

ペットも同伴できる! 動物たちとふれあいを楽しんで

同縁のツイートには、動物たちのかわいい姿もたくさんツイートされています。袖ケ浦ふれあいどうぶつ縁の楽しみ方についても聞いてみました。

ーー袖ケ浦ふれあいどうぶつ縁の魅力を教えてください。

「動物との距離が近く、自然に近い状態を大切に、ほのぼのと過ごせる場所です。細かすぎるルールなどは作らず、お客さまには常識の範囲で自由に過ごしていただけます」

ーーふれあいに慣れていない子どもたちが楽しめる動物には、どんな種類がありますか。また注意事項などあございましたら。

「小さなひよこやモルモットがいます。高い所から落とさないように座ってふれ合って下さい。指を噛まれないように、大きめのおやつを与えて下さい」

ーー いちばん人懐っこいと思われる動物はだれでしょうか。

「ほぼ全ての動物が人懐っこいのですが、中でもワンちゃんのけんたくんが人気です」

ーー販売されている動物のエサを、あまり食べない場合があるということですが、食べてくれやすい時間帯などありましたら、教えてください。

「かなりグレードの良い干草を与えているので、朝一番は干草をメインに食べます。その後で口の中が乾くのか、10時頃からはおやつをよく食べます」

ーー縁内には何種類ほどの動物がいるのでしょうか。オススメのどうぶつ縁の楽しみはありますか。

「現在は25種類ほどです。ペット同伴可能なので、ワンちゃん、猫ちゃん、ウサギさん、鳥さんなど色々なペットくんたちが来縁します。ドックランで遊んだり、ラビットランで遊んだり、ハンモックで休憩など自然を満喫してください」

のんびりとした雰囲気の中、たくさんの動物たちとふれあえる袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁では、動物たちの「うんこ」を集めておやつと交換するという、ユニークな「うんこうかん」も始まりました。お掃除しながら、ちょっとした飼育員さん気分を味わうことができ、小さいバケツはヒヨコ、モルモット、ウサギ、ヤギのどれか1個。大きいバケツは、おやさいバケツ1個と交換してくれます。(お一人様2回まで)

せっかくご縁があって遊びに行くのですから、動物も人間も一緒に楽しめるように、しっかりとルールを守りたいですね。

「袖ヶ浦ふれあいどうぶつ縁」
住所:千葉県袖ケ浦市上泉1506−10
電話:0438-60-4100
公式ホームページ:https://www.sodegaura-animal.jp
公式Twitter(@sode_fure):https://twitter.com/sode_fure

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