子を持つお母さんが一度は行き当たる夏休み中の食事についての心境を描いた「夏休みは毎日これ」と題したイラストが共感を呼んでいます。描いた6歳・4歳・1歳の子どもを育てながら、イラストや書籍の挿絵、漫画連載などの仕事をしているむぴーさん（@mupyyyyy）にお話を聞きました。
朝には子どもをあやしながら「今日の昼ごはんと夜ごはん 何にしよう」と悩み、昼には子どもと一緒にごはんを食べながら「今日の夜ごはんと明日の昼ごはん 何にしよう」、夜も同様に「明日の昼ごはんと夜ごはん 何にしよう」と…朝から晩までごはんのことを考え続けている様子が描かれています。
そんなむぴーさんの姿にと共感や提案が集まりました。
「毎日ほんとにこれ」
「わかりみ！」
「私がバイトに行ってる間のお昼ごはんを朝作っていかなきゃいけないのがこれまた超苦痛……夏休み、長すぎるよねぇ！？」
「誰かかわりに献立作って欲しい」
「脳みそから家事に関することを、一旦全部抜きたい時あります」
「夏休み前に献立表を作ってます」
「金曜はカレー、月曜はオムライスとか定番メニューを曜日に関連づけると多少気が楽になるかなー」
夏休みの食事無限ループから抜け出す良い方法は見つかったのでしょうか？どんな夏休みを過ごしているのでしょうか？むぴーさんに詳しい話を伺いました。
もうレパートリーがない、とにかく作るしかないという心境
――夏休みの食事を大変だと感じるようになったのは、長男さんが小学生になった今年から？
「毎年恒例です。子供たちが幼稚園入園前も3食作っていたので、その時もほとんど同じことをツイートしてました」
――今年のツイートは夏休み6日目でした。
「夏休みに入って数日経ち、そうめん、カレー、うどん、オムライス…と思いつくものをだいたい作ってしまったタイミングでツイートしました。冷凍餃子とレトルトカレーにはとてもお世話になっています」
ーー食事は献立決め、買い物、準備、調理、後片付けがあるので、実はすごくエネルギーを使います。食事作りはむぴーさんがメインでやっているのでしょうか？
「夫と私、できる方がやるという感じで、ご飯を作らなかった人が片付けをすることになっています。結婚当初に、日曜日の夜は夫が料理を作る日と決めて、8年ほどたった今は週末の朝ごはんや昼ごはんも作るようになりました。 3人目が生まれてからは私が行きづらいこともあって、食材の買い出しも、夫が会社帰りや朝などにまとめて。 私も夫も“献立決めるの難しすぎる…もうレパートリーがない…”と同じ気持ちでいますね」
ーーちなみに、どんな献立？ある日の献立を教えていただけますか？
「リプライでも書いたのですが、朝は固定していて、パンかご飯かグラノラか。それぞれ好きなものを食べます。お昼はたこ焼き（私作）、夜はとうもろこしご飯とチキンサラダとスープ（私作）ともやし炒め（夫作）でした」
ーー夏休みはまだ半分以上ありますが、何か対策や良いアイデアは思い浮かびました？
「もう何もないです。そんなことを考える余裕もなくて…。子供たちの好き嫌いがあるので全員が喜んで食べてくれる献立を探すのが大変です。最近は末っ子が後追いでぎゃんぎゃんなので、毎日頑張ってご飯を作るしかない、という境地…」
ーー夏休み初日には、1日の長さへの絶望をつぶやいています。
「1日中子供に話しかけられながら、家事育児仕事をするのが大変です（笑）。毎時間のように兄弟喧嘩が始まりますし、末っ子がやっと寝たと思ったら起こされますし、3方向から何か要求されるので白目剥いてます。 でもせっかくの夏休みなので楽しい思い出を作ってもらいたいなとは思っています」
ーーそんな思いから、温泉のれん購入やリビングで寝た話など子どものテンションが上がるアイデアをたくさん活かされていますね。
「家の前にプールを出して遊んだり、みんなで洗車したり、たこ焼きパーティーしたり、花火をしたり、紙粘土工作したり、『Pokémon LEGENDS アルセウス』をみんなでやったり。アイスを食べながらお風呂に入ったことも！ この間は早朝のお散歩にもいきました。楽しかったです」
ーー今後計画していることはありますか？
「やりたいのは“おうち映画館”、行き先を書いたくじを引く“行き先ガチャ”、“フルーツ狩りに行く”です」
夏休みの食事作りに悲鳴を上げながらも、いつもとちょっと違うことをして、日常を楽しくしているむぴーさんは、書籍『いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト』を今年出版。「夏休みを家族で楽しくすごすちょっとしたアイデアの参考になると思うので、ぜひ気になる方に読んでいただけると嬉しいです！」
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■ブログ「むぴーのお家」 https://mupyyy.com/
■書籍「いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト」
