宮崎県日向市にあるJR日豊本線の日向市(ひゅうがし)駅が4日、「日向坂46駅」(愛称)となり、駅構内や壁が日向坂46のオリジナルデザインで装飾された。9月7、8日に宮崎市内で開催されるアイドルグループ「日向坂46」の野外音楽イベント「ひなたフェス2024」を記念してJR九州宮崎支社と日向市が実施。期間は10月31日まで。
駅の入口3か所の自動ドア上に「日向坂46駅」と書かれた駅名表示看板とおなじみのロゴマークが設置され、駅壁面(表裏)、切符売り場、改札口にはメンバーが並んだ写真が掲げられている。構内ではメンバーのサインや寄せ書きなども展示。今年8月、日向市内にある観光名所「願いが叶うクルスの海展望台」近くの460メートルの坂道を「日向坂」と命名したときの写真パネルなども展示されている。
宮崎県は平均気温、日照時間、快晴日数が全国でもトップクラスで、温暖な気候と豊かな自然に恵まれていることから「日本のひなた」がキャッチフレーズ。2019年に日向坂46のロケが同県で行われたことをきっかけに、日本のひなた宮崎県と日向坂46の繋がりが生まれコラボが実現した。9月7、8日にはひなた宮崎県総合運動公園、ひなたサンマリンスタジアム宮崎(宮崎市)で野外音楽イベント「ひなたフェス2024」が開催される予定だ。
同県は8月、同グループに宮崎の魅力発信や認知度向上を担う「みやざき大使」を委嘱。県内各地の観光名所をメンバーが紹介するコラボポスターも設置した。宮崎市中心市街地の商業施設5館では歓迎イベント(フォトパネル展示、ステッカープレゼントなど)が行われる(5日〜8日)など、7、8日のフェス開催に向け、全国から宮崎にやってくる「おひさま」(日向坂46のファンのこと)への歓迎ムードが高まっている。