ITベンチャー社員の半数が“よく知らない”と答えた「Web3.0」って何? 7割が「より良い社会につながると期待」

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インターネットの新たな形を表す概念で「分散型インターネット」とも呼ばれる「Web3.0」ですが、ITベンチャー社員のみなさんは、このWeb3.0をどのようにとらえているのでしょうか。全国のIT ベンチャー社員の男女102人に聞いたところ、約6割のIT ベンチャー社員が、「今後、Web3.0は多くの企業や人々に浸透すると思う」と回答しました。また、浸透すると思う理由については、「個人情報などのデータを自己管理できるため」「分散管理され、セキュリティレベルが向上するため」などに回答が集まったそうです。

クラウドエース株式会社が「IT ベンチャー会社員の Web3.0 に関する意識調査」と題して、2022年6月に実施した調査です。

はじめに、「Web3.0についてどの程度知っていますか」と聞いたところ、「内容を詳しく説明できる」(21.5%)、「内容をある程度知っている」(26.5%)をあわせた48%が「知っている」と回答。その一方で「聞いたことはあるが、内容は知らない」(30.4%)、「全く知らない」(21.6%)をあわせた52%が「よく知らない」と回答しました。

続いて、「Web3.0を全く知らない」以外を選んだ人に、「Web3.0をどのようなものとして認識していますか」と聞いたところ、「ブロックチェーン技術を活用した分散型インターネット」(42.5%)、「NFTビジネスの一部」(32.5%)、「ユーザーのプライバシーを守る手法」(31.2%)といった回答が上位に並びました。

また、「知っているWeb3.0に関するサービス」については、「デジタル資産(48歳)」や「メタバース(58歳)」「分散型Web(63歳)」「NFT(43歳)」「擬似化(41歳)」「ブロックチェーンの基盤(37 歳)」「仮想通貨(43 歳)」「セキュリティ(53 歳)」などが挙げられたそうです。

次に、「今後、Web3.0は多くの企業や人々に浸透していくと思いますか」と聞いたところ、「非常にそう思う」(26.4%)と「ややそう思う」(36.3%)を合わせると、62.7%の人が「浸透していくと思う」と回答。

また、「浸透していくと思う理由」については、「個人情報などのデータを自己管理できるため」(45.3%)、「分散管理され、セキュリティレベルが向上するため」(42.2%)、「ブロックチェーンの利用で、取引情報の透明性が高くなるため」(42.2%)、「仲介組織を介さず直接企業と取引ができるため」(39.1%)といった回答が上位に並びました。

Web3.0について「内容を詳しく説明できる」「内容をある程度知っている」と回答した人に、「Web3.0である分散型のアプリケーション/サービスを開発したいと思いますか」と聞いたところ、「非常にそう思う」(24.4%)と「ややそう思う」(32.7%)を合わせて57.1%の人が「開発したいと思う」と回答したそうです。

また、「Web3.0に関係するもので最も興味のあるもの」については、「NFT」(16.7%)、「暗号資産」(15.7%)、「IoT」(15.7%)、「メタバース」(15.6%)といった回答が挙げられたといいます。

最後に、「Web3.0は今後革新的に発展し、より良い社会につながると期待していますか」と聞いたところ、「とても期待している」(22.6%)と「やや期待している」(48.0%)を合わせて70.6%の人が「期待している」と回答したそうです。

   ◇  ◇

調査を行なった同社は「分散型インターネットの時代到来により、さまざまな角度から期待が集まりますが、Web3.0の発展がより良い社会に繋がるという認識は広がりつつあり、ベンチャーIT企業においてもWeb3.0の概念を取り入れた事業が増えてくるのではないでしょうか」と述べています。

【出典】
▽クラウドエース株式会社
https://cloud-ace.jp

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