4月中旬、兵庫県南部に氷の粒が降る「雹(ひょう)」が降り注ぎました。愛車レガシィが大粒の氷に打たれた風雅氏(@asterfate1107)さんは「レガシィ終わったわ」とボコボコになった車をX(旧Twitter)に投稿しました。
満開の桜に映える純白のレガシィを手入れしてきた風雅氏さんに、当時の様子や被害状況について聞きました。
風雅氏さんは4月16日午後8時ごろ、兵庫県南部の播磨地域で雹(ひょう)に見舞われました。不運にも出先の屋外駐車場に駐めていたため、氷の雨から逃れられませんでした。
ゴルフボール大の氷の飛礫(つぶて)を浴び続けた結果、ボンネットは15〜30カ所、ルーフや四つのドア、フェンダーなどは合計50〜60カ所の深い凹みやパーツのひび割れができました。風雅氏さんは「ボディ全体が傷ついており、工場から『全損クラス』と言われました。へこみを板金塗装せず、裏から特殊工具で押し戻す修復法『デントリペア』などで50万円以上かかるようです」「一生持っておくつもりの車だったのでショックは大きかったです」と肩を落とす。
風雅氏さんは6年前、レガシィを中古で購入しました。「憧れの車でした。少しずつ少しずつ綺麗に手入れし、カスタムなどを行ってきました」と手間暇をかけて愛車を育ててきました。
車検を終えて数日後に見舞われた悲劇に、「来月にはカーイベントを控えてただけに、言葉になりません」と落胆を隠せない様子でした。気落ちする中、取材依頼を受け、「やり場の無いこの気持ちや、レガシィの被害を少しでも知ってもらって、同じような被害に遭った方が少しだけでも前に向いてもらえたら」と引き受けてくれました。
甚大な被害を受けましたが、「レガシィは修復するつもりです!」と風雅氏さん。「ショックな出来事でしたが、『必ず復活させる』という気持ちも大きいです」と話していました。