「今でも最適解」と、たった一言が添えられたツイートが話題になりました。投稿したのは、Ryutaro(@redcreeper1997)さん。押し入れのスペースを作業スペースに改造した模様です。Ryutaroさんに話を聞きました。
「これはまじで憧れる」
「自分だけの秘密基地感…」
「素晴らしい、アイデアの勝利!」
「天才や…まさに最適解!」
リプ欄は、特に男性からの賛同の声と称賛の嵐となっています。確かにこれは男性なら一度は憧れる秘密基地感があってたまりませんね!そんなこちらの最適解を編み出したRyutaroさんにお話を伺いました。
ーーこちらの隠し部屋は何の作業をするために作られたのでしょうか?
「趣味の模型製作などをするために作りました。主にプラモデルですが、裁縫したり車のパーツを作ったりといったことなどにも使います」
ーー最初にこの隠し部屋を作ろうと思ったのは?
「大学進学で実家を離れていたのですが、就職を機に実家に戻るにあたり、どこに模型のスペースを確保するかが課題になったことがきっかけです。それまでは趣味用に別の作業机を置いていたのですが、押し入れが開けづらくなることや、人を呼ぶのが憚られる見た目になることもあり、押し入れに作ることにしました」
ーーこちらの隠し部屋を作る前はどのような環境で作業されていたのでしょうか?
「作業机を部屋の中に置いていました。またこの隠し部屋になる前と隠し部屋になるまでも、過去のツイートで見られるので、ご覧いただければと思います」
ーーこちらの隠し部屋を作る際にうまくいった点は?
「コの字形なのを活かして立体的に配置できたところです。押し入れは1.2×0.7mほどの床面積なのですが、壁面や扉内側に道具などを配置することで作業スペースは広めに確保できました」
ーーでは逆に難しかったところは?
「構造上、釘やネジでの固定ができなかったため、もろもろの強度確保です。
特に壁面固定用に両面テープを何種類も試しました。最初のうちは扉を開けると全部崩れていた……ということもありました」
ーーいろいろ、工夫されたのですね。この作業部屋を作る前と作った後では、作業の捗り方は全然違うのでしょうか?
「就職のタイミングで現在の環境になったので、どうしても製作ペースは落ちてしまいましたが、作業中の効率は上がったと思います。散らかりにくくなったり、道具が取りやすくなったりしました」
ーーこちらの隠し部屋を作るのにかかった時間は?
「週末にチマチマ進めて1カ月ほどかかりましたが、元々の構造には手を加えていないので、物さえ揃えれば1日でも作れると思います」
◇ ◇
「私の住んでいる静岡市はプラモデルの生産が盛んで、現在『静岡市プラモデル化計画』というものが進められています。市内各所に公衆電話やポストがプラモデル化した『プラモニュメント」』が設置されていますので、静岡市に来た際はぜひ探してみてください!」とRyutaroさん。
静岡市の公式サイトによると「静岡市は、全国に出荷されるおよそ8割もプラモデルを生産する知る人ぞ知る、ホビーの街」とのこと。『静岡市プラモデル化計画』とは、「もしもこの街がプラモデルだったら、どんな景色になるのだろう?どんなワクワクが待っているのだろう?」というような遊び心から生まれた「地域創生プロジェクト」とのことです。