「初号機になろうとする母とそれに乗り込もうとする息子」
山口県在住の漫画家＆イラストレーター・西野みや子さん（@miyakokko61）の『エヴァンゲリオン』にまつわるツイートが話題です。
『エヴァンゲリオンシリーズ』は、１９９５年のTV放送以来、多くの人々の心をつかんで離さない名作アニメ。２０２１年に公開された完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラストシーンで、原作・総監督の庵野秀明氏の故郷・山口県宇部市の風景が登場したことも話題となりました。
そのことにちなみ、宇部市では７月８日から９月４日の間、「まちじゅうエヴァンゲリオン 第２弾」を実施。開催に先駆けた７月２日より、山口宇部空港では高さおよそ３メートルにもなる「エヴァンゲリオン初号機」の立像が公開されています。
写真に写っているのは、その「初号機像」と同じポーズを取る西野さんの姿。２歳になる息子のなあくんがそんなお母さんに抱きついています。その姿はまるで、エヴァと化したお母さんに乗り込もうとしているよう――。エヴァ初号機には主人公・碇シンジの母親の魂が宿っているという、アニメの設定と完全にシンクロしています（笑）。
「なんという原作リスペクト」
「そこまで原作再現しなくても・・・ｗｗｗ」
「エヴァはお母さんなので、お母さんは既にエヴァなんですよね」
「シンクロ率は100%ですね」
「行きなさい、なあくん！！！誰かの為じゃないあなた自身のねがいのために！！！！」
原作の設定やセリフをモジったコメントなどもたくさん寄せられ、リプ欄は大いに盛り上がりました。
なおイベント期間中、山口宇部空港では「綾波レイ」「惣流（式波）・アスカ・ラングレー」「渚カヲル」といったメインキャラクターのヒューマンスケールフィギュアの展示や、グッズショップの営業、夜間に初号機をイメージしたライトアップなども行われており、空港内は文字通りエヴァンゲリオンに“ジャック”されています。
また、この他にも、宇部市では企画期間中、「グルメフェア」や「スマホスタンプラリー」も開催され、街総出で『エヴァ』をプッシュしています。さらに、庵野氏が手掛けたTVアニメ作品『ふしぎの海のナディア』の作品展も開催。
エヴァ好きはもちろん、庵野秀明作品のファンにとっても何と嬉しいイベントでしょう…これは宇部市に行くしかない！？
地元・山口を応援したい
ちなみに、今回このツイートをされた西野みや子さん。「ゴリゴリの山口県民」だといいます。
一時期、仕事の関係で関東で暮らしていたそうですが、退職後山口に帰郷。現在は漫画家・イラストレーターとして活動する傍ら、地元である山口を応援する活動も行われています。
そんな西野さんに、今回の『エヴァ』のツイートに関する話や、地元山口への想いについておうかがいしました。
――西野さん自身も『エヴァ』のファンなのですね。好きな場面は？
西野みや子さん：好きな場面はたくさんありすぎて選べないのですが、山口県にちなんでいえば『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で“宇部新川駅”が登場するところです。地元民としてはにんまりしています。
――写真では、初号機の真似をして楽しそうにしていますね。この時の息子さんやご家族のご様子は？
西野みや子さん：息子は楽しいことをしているのだとすぐに察知して、私によじ登ってきました。夫は恥ずかしいと文句を言いながらもちゃんと写真を撮ってくれました。
――『エヴァ』の他に、山口でおすすめしたいものはありますか？
西野みや子さん：山口県には美味しい日本酒がたくさんあります。『エヴァ』と一緒にお酒も楽しんでみてはいかがでしょうか！？ただ、甘くてフルーティーな味わいのものが多いので飲み過ぎには注意してください！
――山口の魅力とは？
西野みや子さん：人のあたたかさに触れる機会がたくさんあることです。田舎で不便なことも多々ありますが、困っていれば声をかけてくれるし、声をかければ笑顔で応じてくれます。あとは、食べ物や観光なども魅力だと思います。
◇ ◇
愛すべき地元・山口で２歳の息子さんを育てながら、広告漫画や脚本漫画を中心に手掛け、自身のSNSでは育児漫画やコミックエッセイも投稿しているという西野さん。
なお、「西野みや子」という名義は、山口が“西の京”とも呼ばれていることにちなんでつけられたそうです。
今後、地元に密着したお仕事がしたいと話す西野さん。「是非お声がけください！！」と、“山口県の偉い方”に向けてアピールされていました。
■西野みや子さんのTwitterはこちら
→https://twitter.com/miyakokko61
■西野みや子さんのInstagramはこちら
→https://instagram.com/miyakokko61/
■西野みや子さんのHPはこちら
→https://lit.link/miyakokko61
■「まちじゅうエヴァンゲリオン 第２弾」のHPはこちら
→https://contents-tourism.com/
