2022年夏ボーナスの平均支給額は「57.8万円」 そのうち貯金に回す額は…平均「43.2万円」 社会人734人に調査

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記録的な円安や物価高騰により日本経済に大きな影響を与える昨今、みなさんの2022年の夏ボーナスの使い道はどのようなものなのでしょうか。全国の20人~1000人以上規模の会社に所属する1年以内~10年以上勤務している社会人男女734人に聞いたところ、2022年の夏季ボーナスの支給額は「平均57.8万円」で、中央値は「60万円」でした。また、夏季ボーナスを貯金に回す金額は「平均43.2万円」だったそうです。

Job総研を運営する「株式会社ライボ」が、「2022年 夏ボーナス実態調査」として2022年6月に実施した調査です。

はじめに、「今夏ボーナスの支給有無」については、全体の70.0%が「支給あり」と回答。支給額の平均は「57.8万円」で中央値は「60万円」という結果になりました。

これを最終学歴別に今夏ボーナスの「支給有無」を見ると、「支給あり」の回答は「大学院卒」(77.8%)、「大学卒」(69.3%)、「高校卒」(62.5%)と続き、最も低かったのは「短大・専門卒」(53.6%)だったそうです。

同様に最終学歴別で今夏ボーナスの「支給額」を見ると、平均額では「大学院卒」(61.1万円)、「大学卒」(54.4万円)、「高校卒」(41.6万円)と続き、最も平均支給額が低かったのは、こちらも「短大・専門卒」(28.8万円)となり、平均支給額が最も高い大学院卒と短大・専門卒では19.5万円の差があったそうです。

次に、夏ボーナスの支給有無について、コロナ禍前後で比較すると、2019年夏ボーナスの「支給あり」が61.7%に対して、2022年夏ボーナスの「支給あり」は70.0%になり、8.3%上昇したそうです。

これを「支給額」で見ると、2019年夏のボーナス平均支給額は「70.8万円」に対して、2022年夏ボーナスの平均支給額は「57.8万円」となり、コロナ禍前の2019年夏と2022年夏ボーナスでは「支給あり」は上昇しているものの、「平均支給額」は低下している結果になりました。

続いて、「今夏ボーナスの使い道」を聞いたところ、「預貯金」(64.0%)が最多に。次いで、「買い物」(38.7%)、「投資」(32.7%)、「旅行」(30.7%)といった回答が上位に並びました。また、「貯金に回す額」については、「ほぼ全額貯金」(35.0%)、「半分以上を貯金」(33.1%)を合わせると、全体の68.1%が今夏ボーナスを「半分以上貯金する」と回答。ちなみに、貯金に回す具体的な金額は「平均43.2万円」で、中央値は「30万円」だったそうです。

最後に、「ボーナスの有無によるモチベーションの影響」を聞いたところ、「影響する」(66.4%)、「どちらかというと影響する」(22.2%)を合わせると、88.6%の人が「影響する」と回答。また、「今夏ボーナスの納得度」については「納得できる」(34.9%)、「やや納得」(37.6%)を合わせて72.5%の人が「納得できる」と回答したそうです。

なお、コロナ禍が影響したボーナス支給については、以下のようなコメントが寄せられたそうです。

▽契約社員でボーナス支給なしです。正社員以外にも支給する企業が増えて欲しいと思う
▽コロナ禍で生活に不安もある中ボーナスが支給されるのはありがたいです
▽良くも悪くもコロナの影響がなくボーナスが安定してもらえる会社の有り難さをここ2年で感じた
▽コロナ禍で業績に変動はありましたが、「コロナ支援金」の名目でボーナスが出た
▽コロナの感染爆発真只中にはボーナスがカットされましたが、今年は支給されました

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