働く女性の貯蓄額…大阪では「500万円以上」、東京では「10~50万円未満」が最多に 転職理由などでも地域差浮き彫りに

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働く女性に貯蓄額を聞いたところ、大阪では「500万円以上」との回答が1位だったのに対し、東京は「10~50万円未満」が最多に―。株式会社キャリアデザインセンターが運営するWebマガジン「Woman type」が、大阪・東京に在住・勤務する20~30代の働く女性にアンケート調査を行ったところ、転職理由や貯蓄額などに地域差があることがうかがえたといいます。

2022年2月~3月に実施された調査です。

大阪在住・勤務の女性(72人)と東京在住・勤務の女性(100人)に「仕事は好きですか」と聞いたところ、「好き」(いずれも44%)、「どちらともいえない」(大阪:37%・東京:34%)、「いいえ」(大阪:19%・東京・22%)という結果になりました。

「仕事が好きな理由」を聞いたところ、大阪在住・勤務の女性は人情の街を思わせる「人の役に立てる」(21%)が1位に。以下、「仕事内容が楽しい」(15%)、「社会とつながれる」(14%)と続いた一方で、東京在住・勤務の女性では「仕事内容が楽しい」(35%)、「社会とつながれる」「仕事仲間が好き」(いずれも15%)という結果になりました。

次に、過去に転職経験がある大阪在住・勤務の女性(79人)と東京在住・勤務の女性(100人)に「直近の転職理由」を聞いたところ、大阪在住・勤務の女性は「ワークライフバランス充実のため」(19%)、「年収アップ」「前職への不満」(いずれも15%)と続いた一方で、東京在住・勤務の女性では「年収アップ」(19%)、「ワークライフバランス充実のため」(14%)、「前職への不満」(13%)といった回答が続きました。

「転職先の企業を選ぶときに最も重視するポイント」については、大阪在住・勤務の女性は「人間関係が良い」(28%)、「自由度の高い働き方ができる」(22%)、「やりたいことができる」(18%)といった回答が並んだ一方で、東京在住・勤務の女性では「自由度の高い働き方ができる」(23%)、「給料が高い」(22%)、「やりたいことができる」(16%)と続きました。東京の女性は年収アップや、ワークライフバランス重視の転職をした人が多かったため、「自由度の高い働き方ができる」ことや、「給料が高い」会社を選ぶ傾向が伺えたといいます。

続いて、大阪在住・勤務の女性(100人)と東京在住・勤務の女性(100人)に「今の給与に対する満足度」を聞いたところ、大阪在住・勤務の女性は「少し足りない」(43%)、「全然足りない」(42%)、「妥当」(13%)と回答。一方、東京在住・勤務の女性では「全然足りない」(48%)、「少し足りない」(35%)、「妥当」(15%)という結果になりました。

また、「貯蓄額」については、大阪在住・勤務の女性は「500万円以上」(20%)、「250~300万円未満」(13%)、「50~100万円未満」(12%)という結果だったのに対し、東京在住・勤務の女性では「10~50万円未満」(22%)、「500万円以上」(21%)、「250~300万円未満」(12%)と、大阪・東京で大きな差が出ました。居住費など生活費が高い東京は、家賃の支払いなどで「なかなか貯金が貯まらない」という人も多そうだといいます。

さらに、未婚女性を対象に「今後の結婚願望」について聞いたところ、大阪在住・勤務の女性は「とてもしたい」(34%)、「できればしたい」(32%)、「どちらでもいい」(25%)という結果になりました。また、東京在住・勤務の女性では「できればしたい」(35%)、「とてもしたい」(32%)、「どちらでもいい」(19%)といった回答が続きました。

一方で、「できればしたくない」(大阪:6%・東京:10%)、「絶対にしたくない」(大阪:9%・東京:4%)という回答もあったそうです。

最後に、既婚女性を対象に「結婚相手を見つけた方法」を聞いたところ、大阪在住・勤務の女性は「マッチングアプリ」(23%)、「会社の同僚だった」(15%)、「学校で知り合った」(10%)と続いた一方で、東京在住・勤務の女性は「会社の同僚だった」(27%)、「学校で知り合った」(18%)、「知人の紹介」(16%)という結果になり、大阪と東京で意外な差があったといいます。

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【出典】
▽大阪・東京 働く女性の実態調査2022
https://woman-type.jp/wt/feature/category/work/osaka-tokyo/

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