住宅購入の際に利用する住宅ローンについて、auじぶん銀行が2021年1月~2021年12月の期間に同銀行のローン利用した人の動向をまとめたところ、金利タイプは新規借入れ・借換えともに「変動金利」が最多となりました。
金利タイプのランキングでは、新規借入れは「変動金利」(約94.3%)が1位となりました。次いで、2位「固定金利特約10年」(約3.8%)と続きました。また、借換えでも1位は「変動金利」(約77.5%)、2位は「固定金利特約10年」(約17.2%)という結果になり、借換えは新規借入れと比べると固定を選択している割合が多い傾向が伺えたそうです。
また、団体信用生命保険ランキングでは、上乗せ金利なしでも保障内容が充実している「がん50%保障団信」の人気が高く、新規借入れ(約85.5%)・借換え(約73.1%)ともに1位となりました。新規借入れでの2位は「がん100%保障団信」(約8.2%)、3位「一般団信」(約4.9%)と続き、借換えでの2位は「一般団信」(約14.1%)、3位は「がん100%保障団信」(約9.8%)という結果になりました。最近では保障内容の手厚さから注目されている「がん100%保障団信」を選択する人の割合が上がってきているといいます。
次に、「住宅ローンの組み方(単独・ペアローン・収入合算)」については、新規借入れでは「単独」(約61.8%)、「ペアローン」(約35.2%)、「収入合算」(約3.0%)という結果に。また、借換えでは「単独」(約85.1%)、「ペアローン」(約12.8%)、「収入合算」(約2.1%)となり、借換えと比べると新規借入れのペアローンの割合が高い傾向となっていたそうです。
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なお、2022年1月~2022年5月にauじぶん銀行の住宅ローンを借入れした人のデータを元に集計した2022年の最新トレンドについては、以下のようになっています。
「借換えの割合」では、2021年12月が10.6%、2022年5月では16.4%と、2022年に入り、借換えの需要がやや高まっているといいます。
また、「借入れ時の年代別割合」については、新規借入れでは「30代」(56.0%)、「40代」(28.2%)、「20代」(11.9%)と続き、借換えでは「40代」(58.1%)、「30代」(25.1%)、「50代」(15.4%)という結果になりました。
さらに、「ペアローンの年代別割合」は、新規借入れでは20代が61.6%、30代が38.2%、40代が19.1%と続き、借換えでは20代が40.9%、30代が24.2%、40代が13.2%という結果になり、若い世代を中心にペアローンの利用が多くなっているといいます。