平成生まれの子どもたちも意外とハマる!…「昭和の遊び」で、減らしたい“スクリーンタイム”

島田 志麻 島田 志麻

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外出自粛が続いたこともあり、子どもたちの「スクリーンタイム」が増えています。スクリーンタイムとは、スマートフォン、タブレット、パソコン、テレビなどのデジタル画面を観ている時間を指します。オンライン授業があればタブレットやパソコンを使いますし、フリータイムでもネットは欠かせません。1日のスクリーンタイムはどのご家庭でも長くなっているのではないでしょうか。子どもたちのスクリーンタイムを1時間でも減らしていくためには何をするべきなのか、筆者の友人・Rさんの実体験も含めてご紹介します。

けん玉やかるた、ボードゲーム…購入したら“大当たり”

Rさん自身、どうすれば子どもたちのスクリーンタイムを減らせるのか頭を抱えていました。

子どもたちは、お風呂、トイレ、寝る時間以外はずっとテレビやYouTubeなどを観ています。スマートフォンやタブレットのスクリーンタイム管理機能アプリを使っても、自宅で過ごす時間が増えるとともに、仕方なくスクリーンタイム管理機能アプリの制限時間も増やす他手立てがありません。

しかしある日、Rさんの子どもが学校の図工の授業で木製ごまに絵を描いて持って帰ってきました。木製ごまを練習している子どもを見ていて「子どもたちのフリータイムに"昭和の遊び"を取り入れてみるのはどうだろう?」とひらめいたのです。

コロナ禍でなかなか遠くへお買物に行けないので、インターネットでけん玉やかるた、ボードゲームなどを購入してみたところ、これが大当たりだったそうです!

子どもたちも夢中で木製ごまやけん玉の練習をしたり、英語のかるたや子どもが好きなキャラクターの絵が描いてあるかるたなど、家族全員で楽しむことができたといいます。

そして、気づけば週末はスマートフォンやタブレットなどのデジタル機器よりも、かるた勝負やボードゲームを子どもたちがやりたがるようになったのだそうです。

対象年齢に合った商品を探して、子どもたちのスクリーンタイムを減らすきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

大人も子どもも楽しめる遊びでストレス発散!

長引いた外出自粛の間は、子どもたちも大人も運動不足になったり、ストレスがたまりました。そのストレスの矛先がゲームやYouTubeに向いてしまうのも仕方がないのかもしれません。

近所の公園に子どもを連れて行っても、屋外とはいえ人が多くて子ども同士が密着してしまうほど混んでいるアスレチックで遊ばせるのはちゅうちょしてしまいます。

またこれからの季節、天候がすぐれない日が続くと、遠出は難しくなるものです。

そこで、自宅の前や公園の端のちょっとしたスペースで子どもも大人も楽しめる遊びがあるのでご紹介します。

これも昭和の遊びに近いですが、縄跳びやフラフープ、スケートボードやキックボードなどは広いスペースでなくても体を動かして遊ぶことができます。

また、外にけん玉や木製ごまなどを持って出て遊ぶのもあまりスペースをとらないのでおすすめです。

昭和の遊びを友人にすすめたら好評だった!

筆者の別の友人に、こういったスクリーンタイムを減らす方法を提案し、その後の反応など話を聞いてみたのでご紹介します。

▽Mさん(会社員・小学生2児の母)

Mさんは、新型コロナウイルスの影響で仕事がフルリモート勤務になったそうです。「毎日の満員電車に乗らなくてすむようになったのはいいけど、子どもの学校が学級閉鎖になり、自宅でオンライン授業をするため、そばで見ててあげないといけないから、自分の仕事にも集中できなくて困っている」と悩んでました。

また、オンライン授業以外のフリータイムでは、子どもが「コロナ禍前よりスマホやタブレットでYouTubeを観たり、ゲームをする時間が増えてしまった」ことも悩みの種のようでした。

そこでかるたやボードゲームなどの昭和の遊びグッズをいくつか提案したら、意外に子どもたちの反応がよかったそうで、子どもたちのスクリーンタイムを減らすことに成功した!と喜んでくれました。

スクリーンタイムが減ったことで、子どもたちのオンライン授業での集中力も上がり、Mさんの仕事もはかどるようになったとうれしそうに報告してくれました。

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