コロナワクチン廃棄問題 国が廃棄数を調べて今後の対策を取らないことも問題では

ハイヒール・リンゴのつぶやき

ハイヒール・リンゴ ハイヒール・リンゴ

全国各地で新型コロナウイルスのワクチンが余り、各自治体が廃棄するというニュースをよく見かけます。でも、実際に「ワクチン余らせた」と批判する人は少ないのではないでしょうか。

コロナワクチン、私は3回接種しましたが、2回目接種を終えた段階でコロナの陽性反応が出ました。にもかかわらず、3回目の接種後はやはり副反応が出ました。私の周りを見てみると、「モデルナ」の副反応の方が大きかったように感じます。クリニックを開業している医師の知り合いによると、モデルナは1バイアルから取れる回数が想定数より多くて余剰が生じやすく扱いにくい面があるとか。また、使用期限もファイザーの12カ月に対して9カ月と短いこともネックに。

それらの理由から、モデルナを中心に余ってしまうのは仕方がないことだと思います。例えは悪いかもしれませんが、コロナに対する備えは“お客さんが来られた時のお菓子の数”。足りないより余ってしまった方がまだましという事ではないでしょうか。私が思う問題は、厚労相が廃棄数を調べるつもりはないと言い切っているところ。現場の負担を理由にしていますが、ツッこまれたらイヤ、責任取らされたらイヤというのが透けて見えるのは私だけでしょうか。

廃棄数を調べて、次回に備えることは、そんなに手間がかかる作業なのかなあ。既に使い終わった分を調べることは無理でも、現在残っている量を確認するだけである程度の対策を取ることができると思うのですが。河野太郎さんもツイッターで「そんなに難しいことではないはずだ」という意味の話を呟いておられましたし、ワクチンを担当されていた方がおっしゃるから説得力があると思うのです。

以前、知人に教えてもらったのは、何か不祥事があった時の危機管理の鉄則に「社長さん限界でしょ」という言葉。“社”は、まずは“謝”罪。“長”は“調”査、“限”は“原”因追及、そして明示。“界”は“改”善の提示、“しょ”は“処”分、賠償。この順番で当たるべきだと。

先日の厚労相の記者会見は別に謝罪会見ではありませんが、何一つ説明責任を果たしていない会見だったように感じました。ワクチンの廃棄数を調べないこと一つでも、あげ足を取られる事ばかりを気にする今の岸田内閣全体の消極性と見えてしまうのは私だけでしょうか。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース