車の所有者にとって大きな出費の一つでもある自動車税ですが、JAF（日本自動車連盟）が2022年5月にツイッターで「自動車税を含めガソリン税・消費税などで乗用車には毎年約11万5700円の税金が課せられています」とつぶやいたことで、車にかかる税金が話題になりました。現在、自家用車を自身で所有している全国の男女750人に聞いたところ、自家用車にかかる費用で、最も“精神的に負担”だと感じるのは「自動車税・軽自動車税」だったことがわかったそうです。
株式会社NEXERが運営する「日本トレンドリサーチ」が、2022年5月に「車にかかる税金に関するアンケート」として実施した調査です。
はじめに、「自家用車にかかる費用で自身で支払っているもの」を聞いたところ、最も多かったのは「ガソリン代」（89.6％）でした。以下、「自動車税・軽自動車税」（88.8％）、「自賠責保険」（86.3％）、「整備・メンテナンス費」（84.7％）、「任意保険」（83.5％）といった回答が上位に並びました。ちなみに、「いずれも支払っていない」と回答した人は2.9％だったそうです。
次に、「自家用車にかかる費用で最も“精神的に負担”だと感じるもの」については、「自動車税・軽自動車税」が29.3％で最も多く、次いで、「整備・メンテナンス費（車検・12ヶ月点検など）」（23.8％）、「車体の購入費（ローン含む）」（15.9％）、「ガソリン代」（10.6％）といった回答が続きました。それぞれの回答の理由については、以下のようなコメントが寄せられたそうです。
【「自動車税・軽自動車税」を「最も“精神的負担”だと感じる」理由】
▽車体とは直接関係ない経費だから。何に使われているのか疑問だから（50代女性）
▽「若者の車離れ」とかワードがあるのに、自動車税がなくならない、もしくは減税されないのが納得いかない（30代男性）
▽毎年かかる高額費用だから（70代男性）
▽所有年数が長くなると税金が上がることに納得できない（60代男性）
▽必要な物なのに、所有しているだけで金を取られるから（20代男性）
▽5月は税金が重なる月であること、子どもの学費の収納月が重なるから（40代女性）
【「整備・メンテナンス費」を「最も“精神的負担”だと感じる」理由】
▽別に壊れたわけでも調子が悪いわけでもないのに、この期間で車検通す必要あるのか？と思いながら支払っているから（30代女性）
▽そんなに乗らないのに点検は法義務だから（50代男性）
▽今の車は性能がよくなっており、2年に1度の車検の必要性があまり感じられない。定期点検をきっちりすれば、4年に1度程度の車検で十分ではないかと思う（60代男性）
▽壊れるものだから仕方ないと思っているけど、やっぱり負担が大きいなと思う（50代女性）
▽技術料が大半を占めており、曖昧だから（40代男性）
▽車検制度の良さはわかるが、車検を通すという理由で要らない整備が気に入らない。この車検の中に入っている税金も気に入らない（70代男性）
【「車体の購入費（ローン含む）」を「最も“精神的負担”だと感じる」理由】
▽一時的に多額の金額が必要（50代男性）
▽一番金額が大きく、何年もかかるものなので負担が大きい（20代女性）
【「ガソリン代」を「最も“精神的負担”だと感じる」理由】
▽どんどん高くなっているから（50代男性）
▽交通費と見合っていない（30代男性）
▽税金の二重取りされていることに、怒りを覚えているから（40代男性）
【「任意保険」を「最も“精神的負担”だと感じる」理由】
▽年間の保険料が高すぎる（70代女性）
▽設定が細かいので、比較が大変です（40代男性）
▽無事故なのに保険料だけかかる（60代男性）
【「修理代」を「最も“精神的負担”だと感じる」理由】
▽突発的に大きな金額がかかるから（30代男性）
▽物が壊れた上にお金までかなりかかるのは痛い（60代男性）
【「重量税」を「最も“精神的負担”だと感じる」理由】
▽重量税はよく意味が分からないから。お金を取る為に無理やり作った感がある（20代女性）
▽なぜ重さに金がかかるのか理解できない（50代男性）
【「自賠責保険」を「最も“精神的負担”だと感じる」理由】
▽自賠責と任意と両方入る必要性があるのか疑問（60代男性）
【「部品・パーツ・タイヤ代」を「最も“精神的負担”だと感じる」理由】
▽オイルやタイヤなどの部品等は経年劣化で定期的に変えなくてはならないが、それぞれ金額がそれなりにかかる。安全性にもかかわるので、下手に安いものが買いにくいので高いものを選んでしまう（30代女性）
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続いて、自身で「自動車税・軽自動車税を支払っている」と回答した666人に、「主にどこで支払いをしているか」を聞いたところ、「コンビニエンスストアの店頭」が50.8％で最多回答に。以下、「銀行の窓口」（16.5％）、「インターネット」（16.1％）と続きました。なお、「その他」の回答では「郵便局」「JA（農業協同組合）」「市役所」が挙げられたそうです。
また「自動車税・軽自動車税の支払い時に、どのような決済方法を使っていますか」と聞いたところ、最も多かったのは「現金払い」（65.5％）でした。次いで、「クレジットカード」（12.2％）、「口座振替」（9.6％）、「電子マネー」（9.2％）という結果だったそうです。
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【出典】
▽車を所有している方の29.3％が、車にかかる費用で「自動車税・軽自動車税」が最も“精神的に負担”
https://trend-research.jp/14912/
▽株式会社NEXER
https://www.nexer.co.jp
