「山東航空のビジネスクラスの軽食が独特すぎて 日本出発したばっかりなのに日本食が恋しくなった マジで何だこの定食は」。そんな言葉とともにX(旧Twitter)に投稿された機内食の写真が240万回以上表示され、約1万6000件の「いいね」を集めています。山東航空は、中華人民共和国・山東省済南市を拠点とする航空会社です。
投稿したのは、旅行系YouTubeチャンネルを運営する42歳のYouTuber、どこにでも行くドスコイ(@nihongode_dozo)さんです。
写真の中でひときわ目を引くのは、左側の巨大なパンのようなものです。この正体は何なのか、「ドスコイ」さんに話を聞きました。
大きなパンの正体は?
投稿写真左側の巨大なパンには、「私のお財布かと思った」という声も寄せられました。「ドスコイ」さんも「確かにそう言われると財布に見えてきて、おもしろかったです」と話します。
味を尋ねると、「見た目は大きなパンでしたが、実際に食べてみても普通のパンで、中には薄いハムのようなものがはさまっていました」とのこと。食感は特別柔らかくも硬くもなく、若干デニッシュに近かったといいます。
このパンについて、投稿へのコメントで「名物のデニッシュハムブレッド『山航バーガー(山航汉堡)』だそう」と教えてくれる人も。「ドスコイ」さんは「なるほど、そういうことだったのか」と納得したそうです。
ほかに印象に残ったのは、写真左上にある豚の角煮のような料理でした。「見た目から想像していた味とはまったく違い、中国独特の香辛料が効いた漬物のような味がしました」
パンに饅頭…小麦づくしの理由は
「ドスコイ」さんが、山東航空の機内食についておもしろいと感じたのは、定食のようなスタイルなのに、パンや饅頭など小麦粉を使った料理ばかりが並んでいたこと。
「一般的な機内食にあるようなおかずらしいものがほとんどなく、こういった組み合わせの機内食は初めて見ました」
投稿へのコメントで、山東省は小麦を使った食文化が盛んな地域だと教わり、「なるほど、地域の食文化が機内食にも反映されているのかもしれないと思い、興味深かったです」と振り返ります。
この日の便は、大阪の関西国際空港から中国・山東省の済南を経由して重慶へ向かうルート。重慶からはラグジュアリークルーズ船「センチュリークルーズ」に乗り、長江を航行して宜昌まで向かう旅でした。
「日本食が恋しくなった」という一文について聞くと、「日本を出発したばかりなのに、もう日本のご飯が食べたくなるという、なかなか珍しい経験でした」とのこと。普段食べ慣れているビジネスクラスの機内食とのギャップが、それだけ大きかったようです。
旅先ならではの料理を食べることが大好きだという「ドスコイ」さん。中央アジアのヤギや羊の肉など、日本人には癖が強く感じられる食材も、楽しんで食べられるそうです。
旅慣れた「ドスコイ」さんにとっても、新鮮な驚きだった山東航空の機内食。その土地の食文化に触れられるのも、旅の醍醐味の一つなのかもしれません。