世代間ギャップ「仕事上で感じている」約7割 特に…Z世代とバブル世代で“すれ違い”顕著に

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コロナ禍を境にさまざまな場面で価値観が大きく変化する中、各世代では価値観についてのギャップをどのように捉えているのでしょうか。全国の20~59歳の社会人498人を対象に「世代間ギャップ調査」を実施したところ、約7割の人が「仕事上で世代間ギャップを感じる」と回答しました。また、Z世代の約7割が「バブル世代にギャップを感じている」と回答した一方で、バブル世代が「Z世代にギャップ感じている」と回答した人は約3割だったそうです。

Job総研を運営する「株式会社ライボ」が、2022年4月に実施した調査です。なお、各世代の年齢はZ世代(20〜24歳)、ミレニアル世代(25〜34歳)、ロスジェネ世代(35〜49歳)、バブル世代(50代)となっています。

はじめに、「仕事上で世代間ギャップを感じますか」と聞いたところ、「すごく感じる」(22.3%)と「やや感じる」(51.4%)を合算した73.7%が世代間でギャップを感じると回答。「全く感じない」は9.0%、「あまり感じない」は17.3%という結果になりました。

これを世代別で見ると、世代間ギャップを感じている割合が最も多かったのは「バブル世代(50代)」(78.4%)でした。以下、「Z世代」(75.8%)、「ミレニアル世代」(73.3%)、「ロスジェネ世代」(57.5%)と続き、ロスジェネ世代が最も世代間ギャップを感じていない回答結果になったそうです。

次に、「ギャップを感じる世代」について聞いたところ、全体の47.0%が「バブル世代」で最多回答になり、次いで「Z世代」(26.9%)、「ロスジェネ世代」(14.3%)、「ミレニアル世代」(11.8%)という結果になりました。

これを世代別で見ると、特に顕著だったのがZ世代とバブル世代の回答で、Z世代の69.7%がバブル世代にギャップを感じているという回答に対して、バブル世代がZ世代に対して感じるギャップは34.6%となり、双方に感じるギャップの差が見られたといいます。

続いて、「世代間のギャップについてどのようなイメージを持っていますか」と聞いたところ、全体の77.3%が「マイナスイメージ」と回答しました。

また、「どんなことにギャップを感じますか」と聞いたところ、全体の95.9%が「仕事に関する考え方」で最多に。次いで、「一般常識」(24.1%)、「コミュニケーションの取り方」(22.5%)、「飲み会での発言や行動」(15.9%)、「日常の会話が合わない」(12.9%)といった回答が続きました。

最後に、「世代間ギャップで感じる価値観を理解していますか」と聞いたところ、「理解している」(27.3%)と「どちらかといえば理解している」(58.0%)を合算した85.3%が理解している派の回答をしました。一方、「理解できていない」は14.6%でした。

また、「理解したいと考えますか」という質問に対しては、「理解したい」(35.9%)と「どちらかといえば理解したい」(44.2%)を合算した80.1%が理解したい派の回答となり、「諦めている」と回答した人は18.4%だったそうです。

さらに「理解しようとしていますか」については、「すごくしている」(20.7%)と「どちらかといえばしている」(63.9%)を合算した84.6%が理解しようとしている派の回答をした一方で、「していない」と回答した人は15.4%だったそうです。

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調査を行った同社は、「働く環境も社会情勢に伴ってアップデートされていく中、今後もまた新たな世代が社会進出することで、新旧の世代間ギャップは開いていくと推測できますが、そのギャップを埋めていくのは双方理解努力が必要になりそうです」と述べています。

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