「このスーパー大した自信だなと思ったら開き直ってる方だった」
というじゅごん氏さん(@DugongY)のツイートが22万以上のいいねを集める話題となっています。
3年ぶりに行動制限なしとなった今年のゴールデンウィーク。たくさんの方が移動、旅行を楽しまれました。じゅごん氏さんも、その中の一人。連休を利用して、SNSで知り合ったという登山仲間たちと、静岡県は伊豆にツーリング登山に向かいました。
ツイートに掲載されている写真は、宿泊先のライダーハウスに向かう途中で、お酒やつまみを買おうという話になり、立ち寄った地元のスーパーを撮ったもの。
こちら、サンフレッシュ松崎店さん。“ないものはない”という店のキャッチフレーズが気になります。
「なんでもある」という自信――または、「あるものしかないよ」という諦めのような気持ち――どちらの意味にも捉えられてしまいますね。
日本語って難しい…果たして、どちらの意味なんでしょう?
じゅごん氏さんのツイートでは、「開き直ってる方だった」と書かれています。つまり、後者の意味だと解釈されたよう。なぜそのように思われたのでしょう。
「仲間の一人がお酒を買おうとしたらないと言われたんです」(じゅごん氏さん)
お酒がない…もうこの時点で、何でもあるわけではありませんね。また、じゅごん氏さんによると、棚の陳列もかなり余裕があり、必要最低限という感じの品揃えだったそう。
一方で、地元の新鮮な魚がたくさん安価で売られていて、興味も惹かれたとのことでした。
何でも取り揃えているわけではなく、開き直り感はあるものの、あるものに関しては自信をもって取り扱っている…そんな様子。
実は、こちらのサンフレッシュさん、今回じゅごん氏さんが訪れた松崎店をはじめ、西伊豆に何店舗も展開しており、地元の方々にとても親しまれているスーパー。
実は、件のキャッチフレーズのインパクトから、ネット上でも以前より話題になっていたお店でもあります。
今回のツイートも、多くの人々からの反応が。
「わたしの地元ではないか」
「ないものはないし、ないものはないってことか。あれ、なにをいってるんだ」
「ちゃんと受け入れ開き直った奴が一番つえーってことですね()」
「5年程前店員さんに尋ねたところ諦めろという意味だと教えて貰えました笑」
「店主の高齢が理由でとっくに店を閉めた個人商店の金物屋さんのフレーズは『あるものはある』でした」
さらに、この「ないものはない」という言葉について、
「浅草には同コピーの居酒屋があります」
「横浜にもありますね、ハンコ屋ですが」
「町に着くなり宣言されるところもある」
など、伊豆やスーパーマーケットに限定されず、さまざまなエリアの飲食店や販売店、さらには島根県隠岐郡、海士(あま)町のPRなどで、同様の宣伝文句を見たという声も多数寄せられました。
じゅごん氏さんに聞きました。
――今回立ち寄られたサンフレッシュ松崎店さん。新鮮で安いお魚が印象的だったとのことですが、目玉っぽいものは他にもありましたか?
じゅごん氏さん:お魚に目がいっちゃって他はあまり見てませんでした。
――目当てのお酒は扱ってなかったとのことですが、買い物はされた?
じゅごん氏さん:お魚は気になっていたんですが、この後登山が控えていたもので…。ただ、翌日の朝の出発前に再び訪れて、カルピスソーダを買いました。
――今回のスーパーも、旅のよき思い出となるエピソードですが、他にも伊豆で印象深かったことは?
じゅごん氏さん:宿泊でBBロードという地元のゲストハウスを利用したのですが、各地から訪れたライダーさんたちとの一期一会のバーベキューがとても楽しかったです。旅の話、バイクの話、山の話で盛り上がりました。ここに泊まることを目的にバイクを走らせたいぐらいです。
◇ ◇
ローカルなスーパーマーケット、宿泊先のゲストハウス、そして登山…。じゅごん氏さんにとって、よき思い出が作れたGWになったことは間違いないでしょう。
そんなじゅごん氏さんは、趣味の登山と変わった仲間達を描いた『オタク登山道(とざんみち)』という漫画を制作中で、現在一合目と二合目(1巻, 2巻)を発刊中。
「もしご興味がありましたら是非Twitterフォローをお願いします。また関連商品の通販もやってます」とのことです。
■じゅごん氏さんのTwitterはこちら→https://twitter.com/DugongY
■「オタク登山道」通販はこちら→https://otakutozan.thebase.in/