東南アジアの意外な食虫事情がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのはマンガ家のみれさん(@mire_jp)が「私が虫を食べるのを辞めた理由」と紹介した実体験漫画。
私が虫を食べるのを辞めた理由 pic.twitter.com/UNzM9AblT0
— みれ🌸マンガ描き (@mire_jp) April 29, 2022
以前、東南アジアを旅していた際、現地の食文化を理解するべく積極的に虫料理にチャレンジしていたというみれさん。しかしラオスで出会ったタイ人女性にそのことを話すると「虫なんて食べてたの…?!今はもうほとんどのタイ人の人は虫なんて食べないよ…あれは観光客用…」と引かれてしまったのだという。
東南アジアで昆虫が食べられているというイメージもはや幻想になりつつあるのか…みれさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「長野や岐阜のイナゴやハチに似てるな…」
「カオサン通りとかこれ見よがしに虫の串刺しありますよねー。コンビニで買った虫のスナックを、ビールで飲み込んだのを思い出しました」
「あ、ビアラオだ(*‘ω‘ *)ラオスはいまだに虫さんよくたべますよね。カメムシさんを『ワサビの味がする』とやたらすすめてきてたひとがいたのをおもいだしました…(しませんw」
など数々の驚きや共感の声が寄せられている。みれさんにお話を聞いた。
――みれさんが昆虫食に興味をもたれた経緯をお聞かせください。
みれ:バックパッカーをする目的の一つに、現地の人の食文化を体験、体感したいというものがありました。東南アジアの一部の地域では今でも虫を食べる文化があることを知り、昆虫食をすることにしました。
――昆虫食のご感想はいかがでしたか?
みれ:元々、昆虫がそこまで得意ではないので、脚のある昆虫は見た目的に辛かったです。それでも食べてましたが…。
幼虫類はスナック菓子として現地のコンビニでも売っていたので、小腹が空いた時によく食べてました。意外と美味しいです。
――昆虫食についてタイ人女性の反応や、事実を知ったご感想をお聞かせください。
みれ:素直にビックリしました。当時はほぼ抵抗なく昆虫を食べれるようにはなっていたのですが、「好物か」と聞かれると好物ではありませんでした。これからも好き好んで食べたいか考えると、そうでもなかったので食べるのを辞めました。
――これまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。
みれ:思いの外、昆虫を食べている方が多くてビックリしました!
あと、よくよく考えると私は日本では昆虫を食べたことがないので、古くからの食文化として根付いてるものに関しては、機会があれば挑戦してみたいです。
◇ ◇
読者のみなさんも昔抱いたイメージや先入観にとらわれ、ものごとの現状を捉えそこねていることはないだろうか。特に食生活などの文化はここ10年、20年ほどで各国で大きな変化がある。実態を理解するにはリアルタイムで事情を知る人へのリサーチが欠かせないだろう。
なお今回の話題を提供してくれたみれさんは今年夏頃にweb媒体で新連載を予定している。現在、絶賛作画中ということなので、ご興味ある方はぜひSNSやブログ「みれはきほん日本にいない」をチェックしていただきたい。
みれさん関連情報
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