元保護猫の女の子「こまちちゃん」(取材時、推定1歳)が、X(旧Twitter)ユーザーの飼い主・まお家のこまち様とみこと殿(@maobluef)さんのおうちに迎えられたのは、2023年6月24日のこと。
こまちちゃんとの出会いは、飼い主さんの友人であるXユーザー・ボンゲ式(@bongeshiki1)さん夫妻からのメッセージがきっかけでした。
そのメッセージには、「動物病院で猫の里親を探している保護主さんがいる」との内容が記され、添付された写真には小さなこまちちゃんの姿が。当時、飼い主さんは猫と一緒に暮らせる新居に引っ越したばかりで、まさに新たな家族を迎える準備をしていたところでした
「写真に写っていたこまちは、生後推定3カ月で、とてもかわいらしくて心を奪われました。こまちは、親猫とはぐれてねずみ取りの粘着テープに絡まっていたそうです。保護主さんの家では引き取ることが難しく、里親を募集していました」
約1カ月を経て、ボンゲ式さん夫妻に連れられ、こまちちゃんは飼い主さん家族のもとへ。こまちちゃんをお迎えしました。
家での新しい生活とこまちちゃんの成長
「こまちちゃんが我が家にやって来てくれた日のことを今でも覚えています。本当に嬉しかったです」
そう語る飼い主さんは、こまちちゃんの成長を温かく見守ってきました。
「親馬鹿かもしれませんが、こまちは日に日に美しくなっています(笑)。冒険心が強くて、カーテンレールやドアのへりにまで登ってしまうことも。次はどこに登るのか、危なくないか常に目を配っています。元気にすくすくと成長中です」
また、こまちちゃんを迎えてから、飼い主さんの生活は大きく変わりました。
「こまちと過ごす時間を大切にしたくて、残業を減らし、寄り道をすることも少なくなりました。その後、元保護猫の男の子『みこと』を迎えると、こまちは自然と“お姉ちゃん”のような振る舞いをするように。それまでは、とても甘えん坊でしたが、最近は少し俯瞰して家族全員の様子を見守っているように感じられます。そうした変化を感じる一方、甘えん坊なところを見せてくれることも。夜、寝室で電気を消すと、顔をすり寄せてくれるのです。とてもかわいらしくて癒やされます」
こまちちゃんと過ごすこれからの日々
こまちちゃんの性格について、飼い主さんはこう話します。
「初対面の人には、最初は『シャー』と警戒しますが、しばらくすると慣れてくれます。自分から近寄ってクンクンしたり、少し触らせてくれたりすることも。人間に対して苦手意識は無いようです。振り返ってみると、家に来たその日には、私と同じベッドで寝てくれたので、もともと人懐こい子なのではないかと思います」
飼い主さんにとって、こまちちゃんは初めてお迎えする猫ちゃんでした。その存在は、飼い主さん家族全員に温かい時間と笑顔をもたらしています。
「こまちには、みことに遠慮せず、もっと自由に過ごしてほしいと思っています。そのために、これからもサポートもしていくつもりです。ずっと元気で幸せに暮らしてくれることが、私たち家族の願いです」
愛情あふれるおうちで新たな猫生を歩むこまちちゃん。これからも幸せな日々を重ねていくことでしょう。