「子ども部屋は必要」8割超 必要な時期・広さは「小学校高学年」「6畳」の回答が最多…首都圏の既婚女性1000人に聞いた

まいどなニュース まいどなニュース

お子さんのいるご家庭では、子ども部屋の必要性で悩む場合もあるのではないでしょうか。そこで、首都圏(東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県)に住む、30〜40代の既婚女性1000人を対象に、「子ども部屋が必要か不要か/適齢期や広さ」について調査を実施したところ、8割超の人が「子ども部屋は必要だと思う」と回答しました。また、子ども部屋が必要だと思う年齢は、4割が「小学校高学年」と回答したそうです。

リノベーションブランド「ゼロリノベ」を展開する株式会社groove agentが2022年4月に実施した調査です。

はじめに、「子ども部屋は必要だと思いますか」と聞いたところ、84.8%の人が「必要だと思う」と回答しました。「必要だと思う理由」については、「プライバシーの尊重」(45.8%)、「自立心、自己管理能力が身に付く」(27.0%)、「集中できる学習環境」(23.8%)といった回答が続きました。なお、「その他」(0.6%)の回答の中には「自分自身が子供の頃、自分の部屋の居心地が良かったから」「落ち着ける場所が必要だと思うから」などが挙げられたそうです。

また、子ども部屋は必要ないと回答した人(15.2%)に、「必要ないと思う理由」を聞いたところ、「親の目が届かなくなる」(50.0%)、「引きこもりの心配」(30.3%)、「清掃の手間」(15.1%)、「その他」(4.6%)といった回答が続きました。なお、「その他」回答の中には「作ったところで使わないと思う」「結局リビングで過ごすことになると思う」「自分には部屋がなくても問題なかったから」「現在住んでいる家に部屋が足りないから」などが挙げられたそうです。

次に、子ども部屋は必要だと思うと回答した人(84.8%)に、「いくつくらいから必要だと思いますか」と聞いたところ、もっとも多かったのは「小学校高学年」(40.0%)でした。次いで、「小学校低学年」(30.5%)、「中学生以上」(21.2%)、「5~6歳」(5.0%)、「3~4歳」(2.0%)、「0~2歳」(1.3%)と続きました。それぞれの年齢を選んだ理由については、以下のようなコメントが寄せられたそうです。

【0~2歳】
▽環境を分けたほうがいいと思うので
▽一人遊びが出来るようになっている年齢だと思うから

【3~4歳】
▽ある程度自尊心や自立心が芽生えてくるから
▽幼い時から感覚を養うため
▽自分のことを自分でできるようになる年齢、幼稚園に通い出す年齢のため
▽個を意識してほしいから

【5~6歳】
▽自分の世界を持ち始めるから
▽小学校に通い始めて宿題や勉強が集中してできるようにするため
▽学校に通う前に、自室に机やタンスなどを置き、自分で整理整頓をすることを身に付けたり、勉強する習慣をつけたいから
▽おもちゃや物が増えて共有スペースが散らかるから。友達が来た時にも、危ない物がなければある程度は目を離せる歳だし、騒がしいのでこども部屋で遊んで欲しい。勉強は教えられる共用スペースでしてほしい
▽好きな物を好きなだけ置いたり、その物をどこに片付けるか子供なりのインテリアができるから

【小学校低学年】
▽小学校に通い始めたら勉強をするメリハリをつけるためにも必要だと思う
▽学校に上がる段階で自分の整理整頓などを学ばせる
▽家族との時間も必要だけど自分で考える時間も必要だと思う
▽身の回りのことを自分で遂行する練習を少しずつすべきだと思うから
▽小学生になったら宿題を自分の部屋でやることになる。親子喧嘩が増えたり1人になりたい時間があると思うから

【小学校高学年】
▽段々親離れし自立心が出てくる
▽思春期を迎えるので、プライバシー保護が必要だから
▽親と一緒に睡眠をとらなくても平気になる年齢
▽ある程度、長時間の勉強が必要になるから
▽自尊心がしっかりしてくる頃
▽羞恥心などが出る時期だから
▽反抗期に入り、距離感が大事だから
▽自分の趣味なども楽しみたいと思うから

【中学生以上】
▽友達が来たとき、ゆっくり過ごす場所が必要だから
▽高校受験を控えているから
▽内面の成長が著しく、自己を確立する時期だと思うから
▽教材や荷物が増えて部屋がないと片付かないから
▽親が見ていない場所も必要な年齢だから
▽第二次成長期や自分の管理能力を上げるためにも、自立のきっかけになる学年だと思うから
▽中学生になると勉強も難しくなり家庭での学習も増えるので、集中できる環境が必要だし、個人の持ち物も細かい物が増えてくる。自己管理が必要になってくるし、体も大人に近づいてくるので着替えなどのシーンでも必要になる

続いて、「どれくらいの広さが必要だと思いますか」と聞いたところ、ダントツで多かったのは「6畳」(54.6%)でした。以下、「5畳」(17.3%)、「4.5畳」(14.7%)、「5.5畳」(9.7%)、「7畳以上」(3.1%)と続きました。それぞれの広さを選んだ理由についてのコメントは以下の通りです。

【4.5畳】
▽狭くて十分だと思うから
▽快適すぎない最低限の広さがあればいいと思うから
▽実質取れるスペースであり、狭い中でも自分で工夫して使うようになって欲しいから
▽部屋に篭りきりにならないようにしたいから

【5畳】
▽あまり広すぎても持て余すから
▽ロフトベッドを置けるスペースを確保したいから
▽ベッドと机が置けるギリギリのスペース

【5.5畳】
▽ベッドを置きたいし勉強スペースを作りたい
▽最低限のものを置く必要アリ
▽ベッドと少しの空間があればいい

【6畳】
▽狭すぎず、広すぎないから
▽ベッドや机、タンスなどを置くこと、友達を呼ぶようになるということを考えると、それくらいの広さが必要だと思うから
▽将来的にも長く使えるベストな広さだと思う
▽机とベッドとチェストが置ける広さ

【7畳以上】
▽勉強、睡眠、趣味スペース等でそれくらいは欲しい
▽義務教育中よりも先の年齢になる時に、学習以外の趣味などのものを置いたり費やす時間が必要になってくると思うから
▽友達を呼んだ際に広さに余裕が欲しいから

   ◇   ◇

【出典】
▽ゼロリノベ調べ
https://www.zerorenovation.com/

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース