子どものお手伝いにポイント制導入→300Pでお部屋にテレビ…が、一気にゼロも? 独自ルールに賛否両論「お家でカイジやん」「リスクリターンの勉強」

宮前 晶子 宮前 晶子

「我が家では子供がお手伝いをすると「Pine」というポイントが貯まる仕組みを用意してるのですが、(300貯まったらお部屋にテレビを置く約束) 「そろそろPineが貯まってきたね。コインで表が出たらPineが2倍になるけど、負けたらゼロになるゲームやる?」と言ったら即答で挑戦してきて負けて泣いてた。」

子どもに家のお手伝いをさせたい、と考えるのが親心。でも、面倒くさがるなどなかなか積極的にお手伝いをしてくれないのが悩ましいところで、お手伝い券を作ったり、お小遣いで釣ったり、といろいろ工夫していると思います。子どものお手伝いにまつわる投稿で話題を呼んだ、7歳の女の子と4歳の男の子のお父さん、りんご犬(@appledog_eringi)さんにお話を伺いました。

りんご犬家独自のお手伝いルールに、
「うちもやってましたw 勉強すると遊ぶ時間ポイントが貯まってゲームも出来る。またゲーム挑戦したくて勉強するという罠 成績は鰻上り」といった共感から、
「いつの時代も親は理不尽なり」「せめて半分になるくらいにしてあげればよかったのに」と子どもの立場からの意見、
はたまた「甘い言葉に誘われて、博打打っちゃダメだよという教育(笑)。これは一生忘れない」などギャンブルの恐ろしさを教えるスパルタ教育を指摘するコメントも。

りんご犬さんはなぜこのシステムを導入してみたのか教えてもらいました。

「ゲーム感覚でお手伝いを楽しませたくて」

−−4.8万件のいいねが付きました!

「みんなこう言うの好きだな!って思いました。 もうちょっと批判が多いと思ったので、そこは意外でしたね。「うちもやりたい」という声もあったのですが、ギャンブルの部分はエスカレートしないように注意してほしいです。あと、コメントにはなかったのですが、お手伝いは見返りなしでやるべきだ、と言う意見もあると思います。それも、ごもっともだとも思うので、ご夫婦で話し合って決めてもらえると良いですね」

−−りんご犬さんのご家庭では、いつからこのシステムを?

「昨年の夏頃です。 コロナ禍で子どもたちが家にいることが多くなったので(特に昨年の夏休み) 、家でゲーム性のあることをしようと思いました。良いことをしたり、お手伝いをしたり、お皿を運んだりすると増えます。 本を読むと10個増えます。ルールは、私が思いつきで決めていて都度変えてます(笑)」

−−Pineという名称は覚えやすいし、音の響きがかわいい、でもちょっとギャンブルっぽいです。

「松の木→松ぼっくりから、名付けました。子供が集めたくなるものなので。パインと呼んでます」

−−300貯まったらお部屋にテレビを置く約束は今回無残にも打ち砕かれましたが、ポイントが貯まって約束が果たされたことはあるのでしょうか?

「既に50貯めてマインクラフトを買いました!」

◇  ◇

コメントには「パパひどい」「鬼!」というコメントもありました。しかし、このシステムであれば、子どものお手伝いの成果を認め、普段だったら親に却下されるものも、自分の努力次第で手に入ること。また、博打的な運に頼ってしまうと失敗するというのも体験として学ぶことができ、今後の糧になるのではないでしょうか。

りんご犬さんは、漫画や漫画原作を手がけるほか、家族についてのエッセイ本「りんごいぬの恥のかき捨て」をKindleで出版しているので、ぜひご覧ください。

■Twitter https://twitter.com/appledog_eringi
■『りんごいぬの恥のかき捨て vol1』 https://t.co/gLOtSxp348

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