子どもの語彙数がどれくらいかご存じですか。厚生労働省の調査によると、生後1年6~7か月未満の乳幼児の90%以上が単語を話しているという結果が出ており、その後は2歳で300語程度、3歳で1000語程度の語彙を身につけるそうです。
そんな子どもの語彙数をグラフ化、ツイッターに投稿したのが、ゲノム解析ベンチャー企業・ジーンクエストの社長で生命科学者の高橋祥子さん。「娘の2才までの産出語彙数(話せる言葉の数)の習得状況を記録してきたのでグラフにしてみたけど綺麗な右肩上がり。子どもすごい」というコメントとグラフの画像を添付しています。
確かに、キレイに右肩上がりなグラフとなっています。どうやって記録したのか、なぜ始めようと思ったのかなど、高橋さんにお話を伺いました。
興味深いと思って記録を
ーー現在娘さんはおいくつですか。
「2歳になったところです」
ーーなぜ記録を?
「『赤ちゃんはことばをどう学ぶのか』という本を読んで、同じようなグラフがあったので興味深いと思って記録をつけました」
ーー記録は大変だったのでは?
「実はそんなに大変ではなくて、新しい言葉を話すたびにメモをとって、後でまとめてexcelにコピペして自動カウントしました。研究する中でよくグラフを作ったりしていたので記録に慣れていたのもあります」
ーーちなみに娘さんが初めて発した言葉は何でしたか?
「ママ でした」
ーー記録はその後も継続中ですか?
「その後も続けていて、続けられるだけ続けていこうと思っています。最近2歳になったところなので公開したグラフが最新のものです」
◇ ◇
高橋さんは「最初は名詞100%からスタートして次に動詞が増え、形容詞が増え、現在は名詞が6割弱というところ」と、さらに詳細なデータもアップされていました。
ツイッターでは、「もうすぐ2歳になる娘も、最近言葉のバリエーションがめっちゃ増えてきたなと思ってたけど、このグラフ見ると納得」「記録した親御さんもすごい」「戻ってやりたくてもできない大事な記録だ」と子どもの成長速度はもちろん、記録をつけグラフを作成した高橋さんにも感心の声があがりました。