綿毛になったタンポポの撥水力がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは自然ガイドの「自然ガイドのネタ帳」さん(@kumasuke902)が
「見よ!これがタンポポの撥水力!」
と紹介した動画。
動画はタンポポを水に漬けて引き上げるまでの状態の変化をおさめたものだが、タンポポはビフォー・アフターでなんの変化もなし。風が吹けば飛んでしまうそのはかなげなイメージからは想像もしなかった鉄壁の撥水力に、SNSユーザー達からは
「これ、何かに使えないのかな??繊維として…」
「なんでこのように撥水能力が備わったんでしょう…」
「雨を吸収して重くなると綿毛の種を飛ばす能力が失われるからかなと…」
「雨降ったあと特に何も変わってない綿毛のたんぽぽ見て「なんでだ?」ってなってた疑問が晴れました。(;・ω・)」
など数々の驚きの声が寄せられている。
自然ガイドのネタ帳さんにお話をうかがってみた。
ーータンポポの撥水力をお知りになった経緯をお聞かせください。
自然ガイドのネタ帳:あまりよく覚えてないのですが、以前から知っていました。SNSで見たのか、子どもたち向けの自然体験イベントを開催しているのでその現場で実際に見たのかは忘れましたが…。
雨に濡れると束になってまとまってしまうのに、水にドボンと漬けると水を弾くのが面白いと思った記憶があります。
ーーこれまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。
自然ガイドのネタ帳:コロナがきっかけで外に出かける機会が激減しています。もともと子どもたちの自然と触れ合う機会は減少傾向にあったのにもかかわらず、拍車がかかりました。
どうにか、おうち時間の中でも自然に目を向けてもらえたらとの願いからこのネタ帳を作り始めました。
なので、コメントで「子どもたちが喜んでました!」とか「明日試してみます!」のようなコメントがあると、願いが叶ったようでとても嬉しいです。
◇ ◇
撥水力の理由について「たぶん表面張力かとは思うのですが、どうしてここまで撥水するのかは分かりません」と自然ガイドのネタ帳さん。おそらく種子を少しでも遠くに運ぶために備わった性質だろうが、自然の神秘は人間の想像をはるかに上回るものだとあらためて実感した。
なお自然ガイドのネタ帳さんは日々、自然に関する豆知識を手描きスケッチや動画、写真とともにSNSやnoteで紹介している。興味深いものばかりなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
自然ガイドのネタ帳さん関連情報
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