虫かごがなければ…輪ゴムで作っちゃえ!? お父さんが作った虫かごが「天才!」「これは便利」と話題

中将 タカノリ 中将 タカノリ

「入れるときはゴムを広げ、手を離せばもう逃げられない」

3Dプリンタ輪ゴムで作られた虫かごがSNS上で大きな注目を集めている。この虫かごを制作したのはプロダクトデザイナーの大村卓さん(@trialanderror50)。

開閉式の蓋がついた従来の虫かごと違い、これなら片手でも虫をかごに入れることができるし昆虫を傷つけるおそれも少なそうだ。大村さんの投稿に対しSNSユーザー達からは

「構造簡単出し蓋が割れちゃう心配ない
ゴムがちぎれても交換出来る
これは便利
虫好きに広まって欲しい」

「カブトとかクワだとどうなんだろう!
ワクワクだ」

「すごーい! 天才! 小さい子でも蓋の開閉の時に虫を傷つけたり逃したりしにくそう!」

など数々のコメントが寄せられている。

大村さんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):この虫かごを思い付かれたきっかけをお聞かせください。

大村:近所の公園で子供とセミを取ろうと思ったのですが虫かごを持っていませんでした。100円ショップで簡単に手に入るのですが、普段から3Dプリンタでものづくりをしているので虫かごも作ってしまおうと考えました。ただ、自分の使っている3Dプリンタではカゴ状のものを作るのはわりと難しいし、フタなどの開閉構造も調整がめんどくさい。そのカゴ状の部分と開閉構造を一気に解決する方法として輪ゴムを利用することを思いつきました。

中将:めんどくささを回避するために考えた構造が結果的に一番の利点になったわけですね。制作にあたりこだわられた点、ご苦労された点などお聞かせください。

大村:こだわりというほどのことではないですが、ゴムが掛けやすく外れにくい形状を10パターンくらい検証しました。

中将:ご投稿に対し数々のコメントが寄せられています。これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

大村:好意的な反響が多かったのですが、ゴムでは使い物にならないといったネガティブな反応も結構見られました。そもそもこの虫かごはセミを短時間捕まえておくためだけに割り切って作ったものなので、他の虫ははなからターゲットにしていなかったのです。

◇ ◇

大村さんはこの虫かごを始め、「セミの翅を模したうちわ」「水に浮かべる一輪挿し」などさまざまなアイデア作品を発表したびたび話題となっている。

公式オンラインストア「oodesign store」ではこれまでの作品の一部が紹介されているので、ご興味のある方はぜひチェックしていただきたい。

大村卓さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/trialanderror50
oodesign store:https://oodesign.stores.jp/

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