セクシー田中さん原作者訃報、フジ先輩アナの「容姿いじり」、TBS「方言禁止」…【2024年テレビ局炎上あれこれ】

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2024年、テレビ局をめぐるネガティブなニュースやSNSでの“炎上”を目にすることが多くあった。まいどなニュースが掲載した関連記事で振り返る。

「大変重く受け止めております」 芦原妃名子さん訃報で日テレが公式サイトでコメント 「ドラマは日本テレビの責任において制作」

1月、日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」原作者の訃報が、社会に大きな衝撃を与えた。6月には一連の問題に関する調査報告書が公表された。

報告書などによると、原作者である漫画家・芦原妃名子さんは、原作に忠実にドラマを制作してほしいと強く要望していたが、制作側に意思がきちんと伝わっていなかった。芦原さんの意図に反して原作と異なる展開が提案され、幾度も修正の手が加わることに。周囲の関係者に「改変ありきで進めていたのではないか疑問に思う」などと漏らし、不信感を募らせていたとみられる。

最終的にドラマ終盤の9、10回放送分については脚本家が降板することになり、脚本家は自身のSNSに思いをつづった。芦原さんもこれを受けて事実経過をXやブログに投稿。結果的に脚本家への批判が強まり、芦原さんはXに「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と投稿し、翌日の1月29日、栃木県内で死亡しているのが見つかった。

日本テレビは調査報告書で、原作者と制作担当者との直接面談を要請すること、時間的な余裕を持った企画決定といった再発防止策に言及した。ただ「報告書作成の過程で小学館(原作の出版社)側への聞き取りが不十分」といった批判も相次いだ。

「大変重く受け止めております」 芦原妃名子さん訃報で日テレが公式サイトでコメント 「ドラマは日本テレビの責任において制作」

 

「イジメじゃん」フジテレビ新人アナを先輩アナが「いじる」動画に賛否、「愛あるいじりだ」「全然笑えない」とさまざまな声

10月、フジテレビ系の情報番組「めざましテレビ」で、新人アナウンサーの上垣皓太朗アナ(23)と先輩アナたちがCM中に交わしたやり取りに批判が殺到した。

「めざましどようび」で7月、上垣アナがお天気キャスターとしてデビューした時の放送回。番組の公式YouTubeチャンネルがアップした動画が、3カ月たって突如Xで話題になった。

中継先の上垣アナが番組途中、ネクタイ姿から水色のポップな番宣Tシャツに着替えたのを見て、スタジオの先輩アナ3人が「似合わないね〜Tシャツが」「着られてる」「(23歳というのは)違うんじゃないですか」などと容姿を“いじる”場面があった。

Xでは「嫌味ある言い方、トゲがありすぎる」「テレビ的には面白いイジリだったらまだ良いかもしれないけど面白くない」など批判的な声が多く上がった。

後日、先輩アナと番組スタッフが上垣アナに謝罪したと、先輩アナの1人が明らかにした。また、フジテレビは公式サイトで「私たちは今回寄せられたご指摘を真摯に受け止め、今後はより一層コンテンツ制作に留意してまいります」とコメントを発表した。

「イジメじゃん」フジテレビ新人アナを先輩アナが「いじる」動画に賛否、「愛あるいじりだ」「全然笑えない」とさまざまな声

 

『オモウマいフェス』が大混雑で炎上→公式が謝罪 「3時間並んでも入場できず」「スタッフが全然いない」…払い戻し対応も発表

中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』が3月、2日間にわたって開催したイベント「オモウマいフェス」。

過去に番組で紹介された店が多数出店するとあって番組ファンらが詰めかけたが、屋外に入場を待つ長蛇の列ができ、初日からXで「3時間並んでも入場できず途中で諦めて帰った」「アナウンスがなくいつ入れるかも分からない」「会場内でもどこがどのお店の列か、最後尾なのか分からない」「スタッフが全然いない」など、会場の混乱ぶりに怒りをあらわにする投稿が相次いだ。ようやく入場できても混雑のあまり何も購入できずに帰った、という人もいた。

初日の夜に公式Xが謝罪する事態となり、翌日の開催について「予定通り開催させていただきますが、本日同様に大変多くのお客様のご来場が予想されております」とし、チケットの払い戻し対応を行うことも発表された。

『オモウマいフェス』が大混雑で炎上→公式が謝罪 「3時間並んでも入場できず」「スタッフが全然いない」…払い戻し対応も発表

 

TBS「歴史的背景の十分な検討ができておりませんでした」 沖縄出身俳優に「方言禁止」企画 バラエティ番組が「差別的」と物議

TBS系バラエティ番組「櫻井・有吉THE夜会」が1月に放送した企画「方言禁止記者会見」がネット上で批判にさらされた。

沖縄県出身の俳優が沖縄弁の質問に対し、つられることなく全て標準語で答えられるかチャレンジするという内容だ。番組を見た人の中には、明治から昭和にかけて沖縄の方言を禁じた「方言札」を連想した人も多く、SNS上では「沖縄出身者に方言禁止をやらせるとは」「方言札を知らないの?」「誰も止めなかったの?」など疑問を呈する声が広がった。

TBSは取材に対し「当該企画は、『どんな役も見事に演じ切る俳優さんでも、自身の出身地の方言には釣られてしまうのではないか?』を検証するもので、過去に別の俳優さんで同様の企画を放送した際は好評だったこともあり、沖縄の歴史的背景についての十分な検討ができておりませんでした」とし「今回の企画が差別的であるとのご指摘は、私どもとして真摯に受け止めており、今後の番組制作に活かして参ります」とコメントした。

TBS「歴史的背景の十分な検討ができておりませんでした」 沖縄出身俳優に「方言禁止」企画 バラエティ番組が「差別的」と物議

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