キャンプやバーベキューの火起こしなどで使用…「ガストーチ」の事故が増加 粗雑な作りの製品に注意

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キャンプやバーベキューでの火起こしや、あぶり料理などに使う「ガストーチ」による事故が増加しているとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構 (NITE/ナイト)が注意を呼びかけています。

NITEに通知された製品事故情報によると、2017年度から2021年度までの5年間にガストーチによる事故が68件起きていますが、2020年には19件、2021年には20件と近年増加しているといいます。製品に生じた隙間や、カセットボンベとの接合部からガスが漏れて引火するなど、68件のうち27件が「製品の不具合」によるものだそうです。

輸入品では安全性能の確認が十分行われた上で販売されているのか判然としない製品が多くあり、粗雑な作りのガストーチにはガス漏れなどのリスクがあるとして、以下のようなポイントについて気をつけるよう求めています。

▽購入時には、製造事業者や輸入事業者、販売事業者などの連絡先を確認する。

▽漏れたガスに引火すると消火が難しい場合があるため、必ず、使用前に機器の点検を行う。
具体的には…(1)ボンベを装着する前に、接続部やバーナー部に異物が付着していないかを確認する。(2)火の元から離れた場所でカセットボンベを装着し、カセットボンベがガストーチに確実に固定されていることを確認する。ぐらついているようなら使用しない。(3)ガスの漏れる音(シューという異音)や臭い(異臭)がしないかを確認する。

▽大きく傾けて異常燃焼が生じた場合、直ちに立てた状態に戻す。使用中の傾ける角度は45度までを目安とし、点火は立てた状態で行う。 

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