その手があったか!結婚式にピン札を用意できなかったときの裏技が大反響 「むしろこの方が素敵だと思った」「粋な計らい」

鶴野 浩己 鶴野 浩己

結婚式でのご祝儀は、シワや折り目のない新札(もしくはピン札)を用意するのがマナーとされています。とはいえ、うっかりしていたり、平日は銀行に行けなかったりで、用意できないままお祝いの日を迎えることも…。

そんなときのお助けアイデアがTikTokで注目を集めています。

投稿したのは、映像脚本家として活動する「フリカケる」さん。「結婚式でピン札が用意できなかった時の対処法」として、2つのアイデアを動画にまとめ投稿しました。

1つ目は、シワの入ったお札に「しわくちゃになるまでお幸せに」という一筆を添える方法。2つ目は、折り目の入ったお札に「お札(さつ)とお礼(れい)は深々と折り曲げて」という文言とお辞儀のイラストを添える方法です。

中でも、「しわくちゃになるまでお幸せに」法は、「素敵すぎる」「粋な計らいだと思うな」「ピン札より愛を感じる」「むしろこの方が素敵だと思った」「ナイスアイデア!広まってほしい」「しわくちゃになるまでって嬉しい」と大反響。投稿は現在110万再生を超えています。

実はブライダル業界出身だという「フリカケる」さん。このアイデアが生まれたのはおよそ6年前で、友人の結婚式前日に新札の用意がないことに気づき、発想を転換させたそうです。

「いろいろと調べ、アイロンでお札を伸ばす方法なども知ったのですが、せっかくならしわくちゃであることを利点に変えられないかなと思ったんです。新札を用意できなかったというお悩みは、結婚式場でもよく聞いていましたから」

そうして準備したしわくちゃのご祝儀に、受け取った新郎新婦は「そうきたか!」と大喜び。その後、別の友人の結婚式の際には「今回はどんなアイデアできてくれるの?」と期待され、「お礼(さつ)とお礼(れい)は深々と折り曲げて」が生まれたといいます。

ブライダル業界時代から、規約映像をすごろく風に仕立てたり、余興の映像作品を制作するなどユニークな発想を仕事に活かしてきた「フリカケる」さん。SNSを覗くと、家庭でもその発想力がふんだんに発揮されています。

 

たとえば、家の廊下を走りまわる息子さんに「危ないよ」と伝えるために作った道路標示。「止マレ」という字は読めなくても、表示を記号として理解した息子さんは、家の中を駆け回ることがなくなったそうです。

また、「妻から無駄遣いを指摘されることなくケーキをホールで楽しむ方法」という投稿では、「〇〇(奥様の名前)36歳5ヶ月13日おめでとう」というメッセージを添えたホールケーキの映像が。「このケーキは叱られるどころか、大喜びしてもらえました!」と、仕掛け人の「フリカケる」さん本人も嬉しそうです。

 

ちなみに「フリカケる」という名前は、「FREE×(かける)」という意味を持ったビジネスネーム。自由な発想で面白みのスパイスを振りかける――、そんな想いが込められています。

現在はブライダルでの経験を活かして、会社説明会ムービーや、披露宴のプロフィールムービーなどの脚本、ディレクション等を手掛けている「フリカケる」さん。日常で思いついたアイデアを投稿しているというSNSには、愛とリスペクトを感じる仕掛けがたくさん掲載されています。

落ち込んだり、イライラしがちなシチュエーションも、発想ひとつで笑顔のシーンに代えられるかも!?思わず真似したくなるアイデア満載のアカウント、興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね!

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