結婚という人生の選択肢。「この人とこれからの人生を共に」と考えるきっかけもあれば、思いがけないことから「この人とはもうムリ」と失望することも。保険相談サービスを提供する保険マンモスが実施した、結婚への決め手や破局の理由のアンケート調査には、異性への幻滅について、赤裸々な意見が寄せられています。
人はどういった時に別れを選ぶのか、その理由について結婚・破局(離婚を含む)を経験した男女各250人にネットで聞きました。
たまのデートなら気にならないことも、結婚を意識したり、一緒に住み始めたりすると許せないということがあります。男性で最も多かった回答は、「価値観、性格が合わなかった」でした。人生を共にするには、同じ方向を向いて歩んでいけるかということでしょう。
結婚は個人の意思でするものとはいえ、お互いの親とも関わりを持たなくてはなりません。女性にとっては、義両親との関係性も、結婚が継続できるかどうかの重要なポイントとなっているようです。また女性は男性よりも、「今後どうやって生活していくのか」という観点を持って相手を見ているようです。価値観はもちろん大事ですが、お金にルーズな人、女性関係が派手な人、そして「マザコン」は我慢できないという人が多くいました。
男性が答えた破局の理由
・毎回プリクラとか撮るのがだるかった。
・彼女が追突事故を起こしたときに何も悪くない相手の事を愚痴りだしたときに見たことがない一面が見えてしまい冷めてしまった。
・歳の差。こちらが若くて、向こうが結婚を望んでいたが、まだ大学生だった私にはそれができませんでした。
・転勤時についてこなかった。
・仕事で独立するときに猛反対をされ、独立した後も非協力的で常に皮肉を言われていたから。
・容姿ばかり気にして他人の目をやたらと気にしていたので一緒に居て面倒に感じた。
・酒癖が悪かった。
・自宅にいるとき下着姿でウロウロするのが耐えられなかった。もう少し羞恥心をもって欲しかったです。
・相手がどんなに仕事が忙しくても毎週会わないと気がすまなくて面倒くさくなってしまいました。
・相手の部屋に入ったときに、異常に汚くて、埃がひどく、蕁麻疹が出た。
・仕事で汚れた手を見て触らないでと言われた。
・男友達が多いのは知っていたが、そのほとんどとそういう関係を持っていた。
・相手は外国籍で、一緒になってから文化の違いが浮き彫りになっていった。
・自分のことばかり話して、協調性がないところ。
・人の悪口ばかりを言う人であまり一緒にいて居心地が良くなかったから。
・小さな嘘を平気でつく人だったので信用できなくなった。
・私が大変な時に支えてくれず、逆に負担になったから。
・付き合った記念日や誕生日を忘れられた時は悲しかった。
・自分の実家に招待した時に、挨拶など礼儀がなっていなかった。
・喧嘩をした時に自分が一番言って欲しくなかったことを言われて一気に冷めてしまった。
女性が答えた破局の理由
すぐ怒る人、親や親戚との関係性が強すぎる人は嫌がられる傾向にあります。中には、愛想を尽かされる理由として男性本人が気づいていないと思われるケースも。
・付き合ってすぐに結婚したがり、両親や親戚に紹介されて怖くなった。
・怒りやすく、物にあたる性格だった。
・店員さんなどへの偉そうな態度に一気に冷めました。
・道にゴミを捨てる姿を見てうんざりした。
・飲みに行ったら酒乱だったことがわかった。
・使ったティッシュを机の上に山積みに置いたり、ゴミをそこら辺に置いて捨てなかったりする、衛生面でだらしない男だったから。
・マザコンであり、お母さんが全てであり、結婚や付き合い、行く場所の計画など全てお母さんと話をしていたこと。家族を大事にすることはいいことだと思いますが、度を越していた。
・背が低いことを気にしている男性で、ヒールを履かないでほしいと言われて面倒くさくなった。
・LINEで毎日大好きと送ってくる。気持ち悪くなった。
・私の話にオチがないとか、意味がわからないとか、話すことすべてについて間違いを細かく指摘されたり、そんなことをいつも言われていてストレスでした。モラハラですね。私からの誕生日プレゼントが気に入らなかったようで相手が無言になってしまうなど、子供っぽいところも嫌でした。
・コンビニでカフェラテを買ったら高いコーヒー買うんだね、じゃあ俺のも買ってと言われた。
・大した貯蓄もないのに何を言っても保険に入ってくれず、将来が心配になった。
・一緒にスノボーをしていたとき、急に相手が不機嫌になってゲレンデに3時間くらい置いてきぼりにされた。
・親子そろって宗教家で、結婚するなら入信が条件と言われた。なにを信じるかは自由だけど強要されても困る。
・相手の親戚付き合いが過密すぎた。(最低月1は集合だった)
・イライラした時に物に当たっていた。
・私の夢が看護師で、看護学校にいた時に付き合っていた彼が農家で、一緒に農家を継いで欲しいと言われて夢が交差しないと思った。
・誕生日プレゼントがUFOキャッチャーのぬいぐるみだった。
・私のSNSに勝手にログインして見ていたので無理だと思った。
・何に関してもお母さんに聞いてみる、や、お母さんが言ってた。と言われたので。
夫選び、妻選びで大切なこと
結婚するときは、「好き」という気持ちが大きくて、多少のことは我慢してしまう人も多いのではないでしょうか? このくらいは我慢できる、結婚したら変わるかもしれない、そんな淡い期待はかなわず、いつしか気持ちが薄れてしまうことはよくあります。
昭和から平成にかけて右肩上がりの離婚件数。司法統計によると、離婚の動機・不動の1位は男女ともに「性格が合わない」です。結婚生活にはお金も相手への思いやりも大切ですが、性格が合うか合わないかということが最も大事なようです。
20代後半から30代前半にかけてはいわゆる結婚適齢期で、「早く結婚したい」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし恋愛と結婚は別物です。この先何十年と一緒にいる人を選ぶのですから、本当に一緒に生活していけるのか、もし今「決め手に欠ける」と思うなら、考え直した方が良いかもしれません。