今年も多くの地域で終わりつつある桜のシーズン。
そんなこの頃、SNS上では京都の観光スポット・哲学の道にあらわれた「桜の花道」が大きな注目を集めている。
きっかけになったのは
「哲学の道で花筏が現れていた。正しく桜の花道。」
とその模様を紹介したカメラマンのSahoさん(@urbex_34)の投稿。
桜の花道というのは散った桜の花びらが小川に堆積したもの。ピンク色のじゅうたんのように美しいこの時期ならではの光景に、SNSユーザー達からは
「本当にとても綺麗。
花筏っていうか、まさに“桜川”ですね。
立ち止まって写真撮りたくなる人の気持ちがよく分かります。花筏に映るピンクの木の影も素晴らしい…。初めて見ました。」
「当方北海道生まれ育ち住みで、こういう感じの風情ある風景がないからわからんのだけど
その桜の道を歩いたら怒られるんだろうか?
なまら歩いてみたいんやけど、足跡つけたらタヒられる感じ?」
「桜の花道もすごいけど、オレンジの服の人の空気椅子に目がいってしまう・・・(´∀`)」
など数々の絶賛のコメントが寄せられている。
Sahoさんにお話をうかがってみた。
ーー哲学の道を訪れたいきさつをお聞かせください。
Saho:この日は桜の写真を撮りに京都の撮影スポットを巡りに行っていました。
桜の時期としてはもう散り始めていて満開の桜は撮れない状態なのですが、散った花びらが川を流れる姿を撮る目的でした。
ーーこの光景をご覧になった際のご感想をお聞かせください。
Saho:流れる花びらを追って下流まで歩いていると堰で水以外流れなくなっている場所があり、花びらがまるで絨毯の様に溜まっていました。
花筏と呼ばれるとは知っていたのですが散った後の桜でも、ここまで美しい情景を生み出せるのだと感動しました。桜の木々の影が花筏に映り、もう一度満開の花を咲かせている様にも見えました。
ーーこれまでの寄せられたコメントや反響へのご感想をお聞かせください。
Saho:カメラではなく何気なくスマートフォンで撮影し投稿した写真がここまで、反響を得られるのは初めてでとても驚きました。
あと、これは自分も気付かなかった事なのですが、左側で同じく花筏を撮影している方が見事な空気椅子で半分近くの方がその事に言及していてとても面白かったです。
◇ ◇
咲き始めも、盛りも、そして散ってからも美しい日本の美・桜。読者のみなさんは今年、こんな光景を見かけることはあっただろうか。
なお今回の話題を提供してくれたSahoさんは日頃、日本や東南アジアの国々で撮影した廃墟や、一風変わった街並みをSNSなどで紹介、販売している。いずれもセンスと魅力にあふれた作品ばかりなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
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