富士そばの”名代”の読み方が話題に 「みょうだい派でした」「なしろではなかったのか」→漢字の勉強にもなった

中河 桃子 中河 桃子

(……きこえますか…みなさん...名代富士そばです…今...名代を「めいだい」と読むあなたの心に… 直接… 呼びかけています…名代は…「めいだい」ではありません… なだい…「なだい」と読みます…)(名代富士そば【公式】@fujisobar)

立ち食いそば屋で有名な「名代 富士そば」のつぶやきに、約5万人が騒然。「みょうだい派でした」「し、知らなかったです!!」「今年1の大発見」「“なしろ”ではなかったのか」など、リプライ欄には驚きの声が続々と集結。

ある投稿主がリプライで、アンケートを取ったところ、26879票あるうち、「めいだい」が54%、「みょうだい」が31.8%、「なだい」は7.2%、「なしろ」が7.1%でした。

創業は1972年。50年前から営業しているにもかかわらず、反応した人々のほとんどが読み間違えていたことになります。おなじみすぎるがゆえに知られていなかった身近なトリビアについて、広報担当者に話を伺いました。

――このツイートを投稿された背景は?

「Twitterアカウントのリニューアル第1弾でつぶやきました。当社のことをさらに広めたく、過去にも話題になった“あるあるネタ”をフックに自己紹介を致しました。いまだかつてないバズりっぷりにケータイの通知が止まらなくなって困りました

ちなみに、過去に拡散されたツイートは“トーストそば”です。反響が大きかったため、延期されたこともありました」

ーーバズってからのお客さんの反応は?

「嬉しいことに、リニューアル初日でフォロワー様が1000人、初日を含めて今までで2000人増えました(3月15日現在)。新アカウントは積極的にコメントをお返しするなど、当店のファンになっていただけるように頑張っています!」

なお、辞書によると、名代(なだい)とは「名前を知られていること」「評判が高いこと」を意味する。(同じ名代でも、読みがみょうだいになると「身代わり」、なしろになると「大化の改新以前の皇族の私有部民」、めいだいという読みでは記載されていない)。

「店名の前に「名代」と付けた理由は、創業者の丹道夫会長が「富士山の様に立派で有名な立ち食いそば店にしたい!」という思いで1972年頃より、屋号を「名代富士そば」にしています」と説明し、読み方について大々的に公言していなかったため、50年間知らない人もいたのではないかと推測しているそうです。

が、英文字表記がある店舗や、海外の人に向けたYouTube動画でも「NADAI」と明記されているので、もしかしたら、日本人以外の方が知られているかも!? 

ちなみに、立ち食いのイメージが強い同店ですが、「117店舗のうち、笹塚店だけが完全な立ち食い式です。その他は席イス席、テーブル席&立ち食い席になっていますので、実は椅子にも座れるんです。もりそばの提供は食券を受け取ってから、1分かからないぐらいです。茹でたては4分ほどお時間を頂いております」とのこと。

そして、次々新メニューを展開することでも有名な同店。「現存する一番古い西荻窪店にて、4月1日より「家系そば」の販売を始める予定です。吉祥寺の“吉祥寺 武蔵家”さんにこだわりを学び、家系ラーメンのスープを監修していただきました。煮干しラーメンで有名な“ラーメン凪”さんに続き、2回目の有名ラーメン店コラボになります。どうぞご期待ください!」と担当者さん。

今後もTwitterでは、新作や仰天メニュー、あるあるなどをつぶやいて、世間を驚かせていきたいそうです。

■Twitter https://twitter.com/fujisobar

■名代 富士そば http://fujisoba.co.jp/

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