使っているタオルを見て、「そろそろ新しいタオルに替えた方がいいかな」と思ったけれど…捨てられない! そんな漫画がツイッターに投稿されて、共感を呼んでいます。投稿者に聞きました。
タオルの寿命は半年から1年程度?
漫画を投稿したのは、一人暮らしの日常で感じたことや出会った人のことを漫画に描くイラストレーターの「カマタミワ(@kamatamiwa)」さんです。年末に断捨離に取り組んだカマタさん。古いタオルがあったので、処分しようかと考えます。ふとタオルの寿命ってどのくらいなのか疑問に思い、インターネットで調べてみました。すると「寿命は半年〜1年程度」「街頭調査での買い替え時期は平均2年3カ月」と書かれています。
カマタさんの使っていたタオルは。前回の引っ越しの時に買い替えたものだったので、7〜8年目。確かにゴワッゴワで、寿命を超えている…と捨てることを決意。ところが、いざ処分という段階で「ゴワゴワなんだけどめっちゃ水を吸う」と、「だめ!やっぱり捨てられない!!」とタオルを抱きしめるカマタさんが描かれています。
30年以上使っている人も…
この漫画に、
「うちのタオル、上京してからなんで12年くらい使ってます めっちゃ吸う」
「10年は余裕」
「ライナスかw」
「そう!うちの息子もゴワッゴワのバスタオル捨てさせてくれないの!! 『なんで?!こんなに肌触り悪いのに』って聞いたら 『だって、風呂上がりめっちゃ水吸うんだぜ?』って…( ´ཫ` )グハァ」
「やっぱタオルは水吸ってなんぼですよ。捨てれないのわかります。」
「タオルが本気出すのは5年たってから」
「ゴワゴワ痛いですが水をよく吸うの分かります!ですからイイカンジにカットして掃除用の雑巾に変身させてます。」
などとコメントが集まり、6.6万を超える“いいね”がついています。
リプ欄を見ると、20年以上使っている人も多く、最高は37年という人も! 何枚でローテーションしているのでしょうか。そんなに使えるのですね。愛着のあるタオルは捨てられないという気持ちもわかります。「よそはよそ!うちはうち!!」や「断捨離は『自分軸』で考えると良いそうですよ」と捨てたくないなら無理に断捨離対象にしなくてOKだというコメントもありました。
作者に話を聞きました
──ネットを見るとだいたい洗濯回数30回が交換の目安と書かれていますね。洗い替えの枚数などで変わるけれど、だいたい半年から1年ということになるようです。平均2年くらい使っているという街頭調査の結果を見て、どんなご感想を?
嘘!短すぎる!と思いました。私は2年で買い替えたことなんてなかったですし、うちのタオルの中で2年はむしろ新入りなので。
──2年だとまだまだ使える感じがします。リプにも同じように長く使われているという人がたくさんいました。
安心しましたー! リプでも頂きましたが、テレビのインタビューだとつい、短めに言ってしまうのかもしれませんね。私もマイクを向けられたら「3年くらい?」とか言ってしまいそうです。ネットは本音を聞かせてもらえるからありがたいなあ、と感じました。
──今回、処分できなかったタオルは、今後も使いますか?
まだ使ってます! 10年モノまで育てます(笑)。
──どうなったら処分しましょうか?
普段タオルを捨てるタイミングは、破れてボロボロになるか、よく洗っても何か変な臭いがするようになった時です。面倒なので雑巾は縫いませんが、掃除に使って捨てます。
タオルを長持ちさせるには
愛媛県今治市で120年タオルを作ってきた今治タオルのオンラインショップ(https://www.imabaritowel.jp)の「タオルを上手に使い続けるために」によると、
・柔軟剤はできるだけ使わない
・洗う時の水の量は多めに設定
・パタパタとふってパイルを立たせてから、風通しの良い日陰に干す
などに気をつけるとあります。できるだけ肌触りの良い状態を維持して、お気に入りのタオルを長く使いたいですね。
◇ ◇
■カマタミワさんプロフィール
東京都在住、独身。一人暮らし歴20年超えのイラストレーター・漫画家として活躍。
長年にわたる一人暮らしの悲喜こもごもを漫画にした書籍「ひとりぐらしもプロの域」、などの『ひとりぐらしシリーズ』を手がけている。
インスタグラム(https://www.instagram.com/kamata_miwa/)、ツイッター(https://twitter.com/kamatamiwa)、ブログ『一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス』(http://kamatamiwa.blog.jp/)などで随時漫画を更新。