「オペ室のフロントデスクに↓が貼ってあって、かわいくていつもついつい立ち止まってしまう」とツイートしたのは、米在住の外科医で愛猫家のDr. Catさん(@dramerica88)。そこには、新型コロナウイルス感染症予防の啓発のためにマスクを付けている猫のポスターが映っていました。鼻マスクなど間違った付け方をしている猫も描かれていてとてもユニークで分かりやすいと、ネットでも評判になりました。
「こんなTシャツあったら可愛いな」
「某脳科学者はマスクの正しい付け方を知らないようなので教えてあげては?」
「う、うしろで結んでるから」
「画像左下の『no no no, not like that』は邦訳すると『違う違う違う、そうじゃない』ともできますよね」
「これ、すごくいいアイデアですね。楽しく、可愛く、わかりやすい。子供たちも見てくれますよね」
「私の勤めるスーパーの各レジ前に張り出したい…」
投稿者のDr.Catさんと作者のTiiina Menzelさんに話を聞きました。
ーーこのポスターは、Dr.Catさんが勤める病院のオペ室のフロントに貼ってあるのですか。
「でも、私以外にはみんな素通りであまり気にしてる人はいなさそうでした」
ーーそうなんですね。こんな啓発ポスターだと嫌味がなくていいですね。子供にも分かりやすいし。
「本当にそう思います。見ていて誰も嫌な気持ちにならない素敵なポスターですよね」
ーーところで、米国でもみんなマスクを付けているのでしょうか。
「アメリカではもともと冬場なども日本のようにマスクをする習慣がなく、マスクをつけない人やちゃんとつけていない人がたくさんいます。それでも最近は地道な啓蒙活動もあってしっかりつけている人が増えたなと思います」
やはり、啓蒙活動って大事なんですね。ポスターの作者・Tiiina Menzelさんは制作した理由を次のように話してくれました。
「マスクをつけるだけでパンデミック(新型コロナウイルス感染症の大流行)の抑制に役立つことを知って、このポスターを作りました。体が弱くて外に出られない人にも、いいジェスチャーになるでしょう。当初、アメリカでは多くの人がマスクを付けていなかったんです。店頭には啓発ポスターが掲示されていましたが、それを見ても『マスクを着けよう』と思う気になれないようなものばかり。だから私は、猫を使ってユーモアあふれるものを作ってみました。猫がマスクをしていたら、私もやってみようと思うでしょう」
実は、このポスター、Tiiinaさんのサイトから誰でもダウンロードできるようになっています。ただ、ダウンロードしたものを有料で販売する人がいてTiiinaさんはとても悲しんでいるといいます。著作権はTiiinaさんにあるので、販売しないでください。
<ダウンロードはこちら>Tiiinaさんのサイト。ポスターは、こちらからダウンロードできます。ワンチャンのポスターもありますよ! https://ko-fi.com/tiinamenzel