クルマの維持費…6割以上が「家計を圧迫」 費用を下げるため「パパは運転を工夫」「ママはガソリン代見直し」

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クルマを所有する上で避けて通れないのが、駐車場代やガソリン代、また車検代や保険代といった維持費です。実際、月々どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

月額定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルが調査したところ、月々の自家用車にかかる平均費用は、約3割の人が「1万~2万円」と回答。また、「自家用車にかかる費用を負担」と感じる人は6割以上いたそうです。

家計管理を預かっていて子どもがいる20代~50代の男女1169人を対象として、2022年1月27日~2022年2月7日の期間で実施された調査です。

はじめに、「月々の自家用車にかかる費用は平均いくらですか」を聞いたところ、一番多かった回答は「1万~2万円未満」で33.9%でした。次いで「~1万円未満」(27.9%)、「2万~3万円未満」(21.9%)と続きました。3万円以上費用がかかっている人の割合は、「3万~5万円未満」が10.4%、「5万円以上」が5.9%と全体では少ない結果となったそうです。

また、世代別で見てみると「3万~5万円未満」の人は20代が13.5%と一番多い結果となった一方で、50代では「1万円未満」(34.4%)と回答する人の割合が一番多く、年代が上がるにつれ自家用車にかける費用が下がっていく傾向がみられたといいます。

続いて、「自家用車にかかる費用が家計を圧迫していると感じますか」と聞いたところ、「感じる」が62.4%、「感じない」が26.4%と、車にかかる費用を負担に感じている人が多い結果となりました。

また、こちらも世代別で見てみると、20代~50代の比較では、自家用車にかける費用が「家計を圧迫していると感じる」と回答した人は20代が最も多く、71.5%という結果になりました。また、30代では66.0%、40代では58.5%、50代では46.1%と、年代が上がるにつれて費用の負担を感じる人が減少していく傾向がみられたといいます。

最後に、「費用を下げるためにしていること」を聞いたところ、「エコドライブ」や「走行ルートの見直し」によって燃費を改善しようという人、また、「ガソリンを満タンにしない」「安いガソリンスタンドに切り替える」といったガソリン代を減らそうという人が多くいたといいます。

他にも、「安い保険に切り換える」「保険の契約内容を最低限にする」といった保険料の見直しをする人や、「車検先を精査する」「駐車場代を安くする」という意見も聞かれました。さらに、「必要な時しか車を使わない」「車に乗る頻度を少なくしている」といった、そもそも車を使わないことを選ぶ人もいたそうです。

この質問は男女差が大きく出る結果となり、男性の多くは、エコドライブなど運転の仕方で費用を下げようとする傾向がある一方、女性では「使わない」「ガソリン代の見直し」など、費用の増減を把握しやすい方法を選ぶ傾向がみられたといいます。

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