2月に入り、厳しい寒さの日が続いています。暖かな春が待ち遠しくなりますが、みなさんは2月の記念日やイベントといえばなにが浮かびますか?
「株式会社ネオマーケティング」は、2022年1月に全国の16歳~60歳の男女1000人を「Z世代(1996年~2005年生 現在16~25歳)」「ミレニアル世代(1981年~1995年生 現在26~40歳)」「就職氷河期世代(1971年~1980年生 現在41~50歳)」「バブル期世代(1961年~1970年生 現在51~60歳)」に分け、「2~4月のモーメント(SNS等で多くの生活者が特定のテーマで盛り上がる瞬間のこと)」をテーマにインターネットリサーチを実施しました。
2月14日の「バレンタインデー」の認知度については、「バブル期世代」の82.4%に対して、「Z世代」が61.2%と、年代が下がっていくにつれてその認知度は下がる傾向に。一方、Z世代では「SNS等で共有したい・イベントがあれば参加したい日」として、近年耳にすることが増えた2月22日の「猫の日」に関心が高く、バレンタインデーよりも高い数値が見られたといいます。
「知っている2月の記念日」を聞いたところ、特に「バレンタインデー」について、世代差が顕著に。「バブル期世代」は82.4%、「就職氷河期世代」は73.2%、「ミレニアル世代」は64.8%、「Z世代」は61.2%と、年代が下がっていくにつれてその認知度は下がる傾向が分かりました。Z世代とバブル期世代は21.2ポイントもの差が生じており、若い世代のバレンタインへの意識の変化が表れていました。
一方、近年耳にすることが増えた2月22日の「猫の日」は、どの世代も20%前後を獲得し、また2月9日「肉の日」や2月2日「夫婦の日」といった、日付のゴロを合わせた記念日はどの世代においても、比較的認知度が高い傾向がみられたそうです。
各記念日のなかで、「SNS等で共有したい・イベントがあれば参加したい日」を聞いたところ、「バレンタインデー」については、イベントへの参加意向は世代が上がっていくにつれて下がる傾向にありますが、就職氷河期世代までは30%台をキープしていました。一方で、「猫の日」については、特にZ世代の関心が集まっている様子が見受けられ、「SNS等で共有したい・イベントがあれば参加したい」と回答した割合はそれぞれ48.9%・64.4%と高い割合だったそうです。
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ちなみに「知っている3月・4月の記念日」も聞いたところ、3月の記念日では、どの世代も、「ひな祭り」「ホワイトデー」「春分の日」の認知度が高い結果に。また、4月の記念日では、「エイプリルフール」の認知度が圧倒的に高い一方で、「イースター」が若い世代を中心に徐々に存在感を増しているといいます。
「SNS等で共有したい・イベントがあれば参加したい3月・4月の日」では、「サンドイッチデー」がZ世代・ミレニアル世代・就職氷河期世代それぞれにおいて比較的高くなっていたそうです。また、4月ではZ世代の「エイプリルフール」のSNS共有意向が非常に高く、「イースター」のイベント参加意向についても、やはりZ世代が高い傾向になったそうです。