「キャラ弁した日の、自分の朝食」はママの愛 「夢の欠片ごはん」「これも“映える画像”」

宮前 晶子 宮前 晶子

「キャラ弁した日の、自分の朝食。」というつぶやきとともに投稿された1枚の写真。そこには、キャラクターとおぼしき形にくり抜かれたハム、鮮やかな赤身部分がほぼ失われたカニカマ、もとの形不明の卵焼きや海苔などが、ちびっ子大好きなツナマヨと白ごはんととともにありました。投稿したのは幼稚園に通う男の子のママ、Kさん。キャラ弁作りに賭ける思いなどを聞きました。

その写真に対して、世間はママの思いと労力を讃えています。
「世界でいちばんかっこいい朝食」
「キャラ弁の『脱け殻定食』… 」
「作り手側の愛情が伝わる、これも『映える画像』」
「世のキャラ弁シェフの皆様に感謝」
「お子さんが成長し、これが必要なくなる年齢になると寂しくなるんですよね」
「煌びやかで目立つ表立った仕事の背後には、影の目立たない裏方の仕事があります」
「キャラ弁よりこっち見るほうが「お母さんありがとうっ!」って気持ちになったらもう大人」

−−お子さまのお弁当作りに苦心されたご様子がうかがえる投稿と写真、大きな反響を得ています。

「朝の何気ない1枚がこれだけ大きな反響をいただき、ただただ驚いています。コメントもたくさんいただきまして、特に印象に残っているのが“夢の欠片ごはん”というフレーズ。ただの残り物の寄せ集めを、なんてステキな言葉で表現してくれるんだろう!と感動しました。世の中のお弁当作りに携わる全ての人にリスペクトを込めて、これからはそう呼びたいな、と思います」

−−コメントされる方々の間でも、温かい雰囲気がいっぱいでしたよね

「みなさん、言葉選びのセンスが素晴らしいです。キャラ弁の舞台裏!というコメントにはなるほどなぁと思いましたし、“うちもまさにこんな感じです!”と画像を添えているコメントにはたくさん元気をもらいました。

昔はこうだったなぁと懐かしむコメントも印象的でしたね。そうか、このお弁当作りも今だけなのか…と。そんなこと、今までは考えたこともなかったので」

−−お子さまのキャラ弁への反応は?

「子どもが通っている幼稚園では、月に1度お弁当の日がありまして、月に1度くらいなら頑張ってみようかな…という気持ちからキャラ弁作りを始めたんです。子どももとても喜んでくれたので、そこから定番になっています。今まで作ったのは、ポケモン、ウルトラマン、クレヨンしんちゃん、などです。でも無理な時もあります。そういう時は諦めます」

−−幼稚園児のお弁当箱って、とても小さいもの。その中に、栄養も考えておいしそうにおかずを詰め込むのはただでさえ難しいです。キャラ弁となれば、さらに難易度が上がると思うのですが。

「作るのに、1時間くらいかかっていると思います。前もって仕込みなどせずに朝起きてから作ります。ただ、朝から頑張りすぎると疲れるので、自分が疲れない程度に、を心がけています。やっぱり、おいしく食べて欲しいな、という気持ちがいちばん。“また作って”とリクエストされると頑張れますね!」

−−では、投稿した日のお弁当もおいしいという感想がありました?

「朝、出来上がったお弁当を見て、“上手!”と言ってもらえました。まずホッと安心する瞬間ですね。幼稚園から帰ってきて空っぽのお弁当箱を、“おいしかったから空っぽだよ”」と言いながら手渡してきました。全部残さず食べてくれることがなにより嬉しいですね」

「自分の子どもの頃はキャラ弁文化がなかったので、キャラ弁というものがジャンルとして登場した時は可愛い!と思いました」と話すKさん。夕飯でキャラ弁っぽく切り抜きピカチュウを乗せたチキンライスを作ってみたことも。

今後、挑戦したいキャラは?と問いかけると、「ポケモンのギラティナ。でも、切り抜きスキルを上げないといけないですね! あと何年、キャラ弁を作るのか分かりませんが、今を楽しみたいと思います。次から食べる“夢の欠片ごはん”」はまた違った味わいになりそうです」と語ってくれました。

世界でたったひとつの、その時だけしか食べられないキャラ弁は、いつか懐かしい母の味になるのかもしれませんね。

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