「日常」て何だったのかな コロナ禍の正月考

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 今年は去年よりも正月らしい気がして、ちょっと日常が戻ってきたかなと思いきや、ここ2、3日またオミクロンの感染拡大のニュースが溢れ出しました。そんな中、年末年始のテレビ番組を見ていて感じたのは、この時期にコロナやその変異株「オミクロン株」感染者がどんどん増えているはずなのに、そのニュースには触れないのだなということ。おめでたい正月ぐらい、そういうニュースは、ということなのかもしれませんが、やはりそこに違和感が。ウイルスに正月三が日のお休みはないのですから。

 私たちハイヒールは、なんばグランド花月の正月2日公演に出演させて頂きましたが場内は満杯。よく笑ってくれてネタもキチンと聞いて下さるとても有難いお客さんでした。お客さんがマスクをされている以外は昔に戻ってきたな、と嬉しく思ったところでした。

 ただ、よくわからないのは世の中のそれぞれの自主規制。漫才師は1ユニットという事で間をアクリル板で仕切ることなく公演するのですが、私とモモコは、それぞれ1人でやっているレギュラー番組もあり、いま週2日ぐらいしか会わないんです。1日で10ステージはこなす若手の売れっ子なら一緒に行動する事も多くその意味も理解出来ますが、ベテランと言われる人はそんなに行動を共にしていないのに同じ自主規制というのは、どうなのかなと思います。同じように飲食店等は行政の指導もありますが、その他の店、会社等の「自主規制」て首をかしげるものも多いと思うのです。

 私は京都市のふるさと納税大使を務めていますが、自分自身も最近は、いつも12月に駆け込み。もっと早くすればいいのに、と感じてはいるもののズルズルと。これはもう私の中では年末の風物詩です。で、年末も年末、12月30日に京都市の返礼品の冷凍食品を選んだところ、発送に1カ月ぐらいかかるという但し書きがありました。年末年始は冷蔵庫がいっぱいだからちょうどいいと思っていたのですが、何と元日にクール便で到着!!サービスが行き届きすぎだって(笑)嬉しい悲鳴です。でも冷蔵庫のこの状態て、ここ数年の事のように思います。

 最近はコロナ禍前の「日常」が思い出せない事も多くなってきました。今年、近所の大型スーパーは正月4日までお休み!だったのですが、これって「日常」でしたっけ。また、先日飛行機の中でトラブルを抱えた乗客にCAさん数人が心配顔で駆け寄ってきた時、機内の数人が「そんなに駆け寄るな!」と叫んでいる場面に遭遇したのですが、これって「日常」?温かい鍋料理を数人でつつく事が何となく、おっくうになる、これは「日常」だったのか。お正月に人混みを避けて、初詣にも行かずダラダラと寝ている、これは「日常」だったような。

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