キツキツの本棚に…あと1冊!? スルッと「本を投入できる」器具が話題 書店員も絶賛「すごくほしい」

中将 タカノリ 中将 タカノリ

キツキツの本棚にスルッと本を投入できる器具がSNS上で大きな注目を集めている。

「中二の時に作った割とどうでもいい発明品出てきた」とこの動画をまじえて器具を紹介したのは双子座症候群さん(@PFgeminiman)。

二枚の薄い板をバインダー状に組み合わせたこの器具。これを使えば、手ではどうしても入らなかった本がいともたやすく本棚の中に…双子座症候群さんのこの画期的な発明に、SNSユーザー達からは

「すごい! とても欲しいですね! これを評価できなかったのは、『化学』では無かったからじゃないですかね」

「正直これすごくほしいです。本を並べててできるあのなんとも言えない隙間を埋められるはずの本を入れたいのにこの…っ!という気持ちを解消されるのはありがたいです」

「これ、本屋でバイトしていた頃に欲しかったです! お客さんが本を取り易いように少し空間に余裕を残しておくと、店長が隙間にどんどん本を積めて本が傷つくという事があったので。今なら活字中毒者な私の部屋の本棚用に欲しいです」

「特許申請早く、書店でも絶対使えると思うで早く特許申請を、、、」

など数々の絶賛のコメントが寄せられている。

双子座症候群さんにお話をうかがってみた。

--この器具を制作された経緯をお聞かせください。

双子座症候群:これは夏休みの工作で制作したものです。当時、僕は父が持っていた漫画を時々読んでいたのですが、その本棚の前に物が沢山置いてあり、本を仕舞う時どうしても片手で入れる必要があったんです(笑)。なので「片手で本が楽にしまえる物があれば便利だな」という考えで作りました。

僕はずっとこの商品は「片手で本が仕舞える道具」としか考えてなかったので、これを発掘した時「普通に両手でしまえばいいじゃん」と思ったので投稿では「どうでもいい発明品」と書きました(笑)。しかし投稿のコメントでは「本を入れる時帯が破れない」や「本棚にあと1冊本を入れる時に使える」等、僕の考えていた使い道とは別の使い道がある事に気が付きました。

--ご本人が気付いていなかったというのが驚きです(笑)。開発にあたり工夫されたことやご苦労されたことをお聞かせください。

双子座症候群:工夫した点はあまり覚えていませんが、先日最新モデルを制作した時に感じたのは、単純に板を曲げるのが難しかったことくらいですね。僕にはあまり技術がないので、一つ作るのに丸1日かかってしまいます。

--量産化を検討されているとのことですが、動画のものからはなにか変化があるのでしょうか?

双子座症候群:あまりにも反響があったので量産して販売したいと考えています。量産しやすいように、今まで別パーツだった物を一体物にするなどして量産化しやすいようにしました。

--商品名はもう決まっているのでしょうか?

双子座症候群:商品名は未定です(笑)。

--今回のSNSの反響についてご感想をお聞かせください。

双子座症候群:先にもお伝えしたように、僕が考えていたのとは違う使い道があるということに驚きました。僕より皆さんの方が頭が柔らかいようです(笑)。

   ◇   ◇

「可能であれば実用新案の取得もやってみたいと考えています」と双子座症候群さん。コメントにもあったようにこの器具や読書好きの方から書店、図書館まで幅広いニーズがありそうだ。今後、どのような形で商品化されるのか楽しみにしたい。

   ◇   ◇

【双子座症候群さん関連情報】

▽Twitterアカウント
https://twitter.com/PFgeminiman

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