奇跡のコラボ「カップヌードル×魔法のレストラン」第1弾は開店即完売! 料理人が心血を注いだ”史上最高峰”開発の裏側

広畑 千春 広畑 千春

 グルメ番組「水野真紀の魔法のレストラン」(MBS)の放送20周年と、日清カップヌードルの発売50周年を記念した、カップヌードル初の“奇跡のコラボ商品”が誕生した。第一弾の「トマトスープ→担々麺」の発売日だった11月3日には、午前6時半から、阪急うめだ本店前に並ぶツワモノの姿も。列はどんどん膨らみ約500人に達し、同店はオープンを20分早め即完売した。

 3日午後7時からは、この奇跡を実現させるまでの現場の奮闘や開発秘話を、「水野真紀の魔法のレストラン20周年記念2時間スペシャル 関西ど定番グルメNo.1決定戦&マホレス×日清カップヌードルコラボ」として、一挙公開する。

水野の熱意が、トップを動かす

 きっかけは昨秋の番組収録の際の、水野のオファーだった。

 「同じ関西の企業と放送局のコラボができたら…という思いはこちらもすごくありましたが、カップヌードルのコラボ商品はこれまでなく、現場でも失笑というか…」と番組スタッフ。「無理だろうな、と思っていたんですが、実現したのは、やはり水野さんの強い熱意でした。偶然にも双方ともアニバーサリーイヤーだったことに加え、日清の社長様からも『おもしろいやん』と言っていただいたようで、一気に実現に向けて動き出したんです」と打ち明ける。

 奇跡のコラボに恥じない特別な商品を―と目指したのは、「一流の料理人のこだわりを詰め込んだ『至高の』カップヌードル」。番組ゆかりの料理人のこだわりを詰め込み、1年がかりで完成にこぎつけた。

 その料理人たるや、フレンチからは「北野ホテル」の巨匠・山口浩氏、中華からはミシュラン一つ星店「中国菜エスサワダ」の澤田州平氏、そしてイタリアンのミシュランビブグルマン店「イル・ルォーゴ・ディ・タケウチ」竹内啓二氏。さらに和食界からはミシュラン三つ星料理人の「菊乃井」村田吉弘氏、「祇園さヽ木」佐々木浩氏、「柏屋」松尾英明氏の3人が協力。「押しも押されもせぬ超一流の料理人の方々。それぞれのこだわりをどう融合させるか、カップヌードルとして昇華させるか。日清食品さんと話し合いと研究を重ねてきました」(番組スタッフ)と話す。

カップヌードル史上、”最高峰”

 そうして完成した「カップヌードル 魔法のレストランコラボ」は、香味野菜のうま味が効いた洋風のトマトスープから、本格中華の担々麺に途中で味変わりするという驚きの「トマトスープ→担々麺」と、牛肉のうま味たっぷりの贅沢すき焼き味から唐辛子謎肉と麻辣パウダーで麻辣味に味変えできる「関西風すき焼きヌードル」の2種。通常のパッケージではこだわりや食べ方、商品に込めた思いを伝えきれないため、箱入りの特別パッケージに。トマトスープ用に初めてスプーンも添え、価格も「トマトスープ→担々麺」は500円(税抜き)、「関西風すき焼きヌードル」は368円(同)と、カップヌードル史上最高峰の商品となった。

 番組では、この開発の裏側を丹念に追い、料理人や日清担当者の思いを紹介する。

 この日の売れ行きに「おいしくて、絶対に売れると思ってはいたけれど、まさかここまでとは…」と関係者。1人8個までだったが、制限いっぱい買い求める人も多く、SNSでも「朝7時から並んだ」「すぺしゃるなカップヌードルすでに完売」「まさかの品切れ。明日午前に再チャレか~」などと投稿が相次いだ。

 「トマトスープ→担々麺」は10日まで阪急うめだ本店地下1階特設売り場で限定販売(先着順、1人8個まで)。第2弾の「関西風すき焼きヌードル」は8日から近畿のスーパーやコンビニで発売する。

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