今年7本もの出演映画公開!それでも悔しいブレイク女優・奈緒 目標は今でも「オーディション勝率UP」

石井 隼人 石井 隼人
大ブレイク中の奈緒(撮影:石井隼人)
大ブレイク中の奈緒(撮影:石井隼人)

映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(9月10日公開)を含めて、今年は7作品もの出演映画が公開される。くわえて連続ドラマや舞台にも出演しており、絵に描いたような大ブレイクの渦中にいる人だ。そんな売れっ子・奈緒(26)の目標は意外なことに「オーディションの勝率を上げること」なのだという。女優を目指して福岡から上京して早6年。周囲からブレイク!と評されることに感謝しつつも、現状を冷静に俯瞰する視点に変わりがない理由はそこにある。

「映画やドラマのオーディションの勝率を上げたい」。その気持ちは上京当時も、ブレイク中の現在も持ち続けているもの。「オーディションでは相変わらず悔しい思いをすることが多いので、気持ちの部分では上京当時とあまり変わりません。だからこそオーディションは沢山受けたいと思うし、いまだに積極的に参加しています」と地道な活動を打ち明ける。

目下の狙いは“キラキラ青春系作品”への出演。「今まで自分が関わってこなかったようなジャンルに挑戦したいという気持ちが強くて、青春系作品のオーディションを積極的に受けています。でもなかなかご縁に結ばれず…」。

■「7作品も出演作が公開されますね!」と言われて初めて自覚

勝率が低い…と言いながらも、今年は7作品もの出演映画が公開される。テレビドラマにも引っ張りダコ。まさしく充実期だ。「参加するときはその作品のことでいっぱいいっぱい。皆さんから『今年7作品も出演作が公開されますね!』と言われて初めて自覚してビックリするというか。ありがたい、の一言です」と恐縮しながら「これから先はどうなるかわからないですし、緊張感は常にあります。でも今はありがたいことに作品も続いていて、仕事に打ち込む時間をいただけている。変にクヨクヨすることなく、精神面においても助けられています」と安定した状況に感謝する。

ここ最近は顔バレも経験した。「昔から自分はあまり特徴のない“匿名顔”だと思っていました。最近はありがたいことに顔と名前を覚えてくださる方も増えて、愛犬の散歩中に気づかれるようなことも。“こんな匿名顔の私が気づかれている…”と驚きです」と恥ずかしそうだが嬉しそう。

初心は変わらない。しかし6年前に比べて、俳優としての自覚と自負はついた気がする。「6年前の上京した頃の自分に胸を張って会える状況ではあると思います。覚悟を決めて上京を選択した20歳の自分を誇らしくも思います。ここから先、さらに30歳の自分に対しても“よろしくね!”という気持ちです」。奈緒は現在地以上に明るい未来を想像し、胸をときめかせている。

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