売れっ子女優に「ポンコツ店員」の過去、今もコンビニに籍あり 伊藤沙莉インタビュー

石井 隼人 石井 隼人

自分にとって今の仕事が天職であると信じたい。社会人であれば誰もが願うことだ。子役出身の女優・伊藤沙莉(26)も女優業を己の天職と考える一人だが、話を聞いていくとどうやらそこにしか居場所がなかった人のようにも思える。

兄でお笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介からも「芝居がなかったらお前は相当に危うい奴だ」と心配されたという、伊藤のアルバイト撃沈エピソードとは。

コンビニ、居酒屋、クリーニング屋、裁判所に並ぶ人。駆け出し時代の高校生から二十歳くらいまで色々なアルバイトを経験した。「女優以外で何か違うことができるのではないかと自分の可能性を信じて色々とアルバイトをしました。でもすべて上手くいかなかった。結局芝居しかないぞと。基本的に社会に適合できない人間なんです」と打ち明ける。

なにを大げさな…と詳しくアルバイトエピソードを尋ねると「コンビニだったらレジで寝てしまう。パンもいくつ電子レンジで爆発させたのかわからない。パンは温めるときに袋を少し切らなければいけないのに、それを忘れてポン、ボン!…新しいのお持ちいたしますぅ~というのが毎回。クレームの嵐でした」となかなかの強者だ。

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