子どもと夫がやけに長風呂だと思ったら「遊びながら物理学を教えてる」!?「お父さん最高すぎ」と話題

竹内 章 竹内 章

親子のお風呂タイムが楽しくなりそうなイラストがツイッターで話題です。子育て歯みがきレシピ(@hamigaki_recipe)さんが「お風呂で学ぶ物理現象」と題して投稿したもので、手を使った水鉄砲は放物線を描き、沈めた風呂桶から浮力を実感できるというもの。「理科って結構身近やな」「お父さん最高すぎ」「こういうお風呂、楽しそう」「ハートウォーミングサイエンスだな」などと拡散し、5万近いいいねが付きました。こんな父になりたかった…。

「子どもと夫のお風呂がめっちゃ長いので、何してるの?って聞いたら、遊びながら物理現象とか物理学の概念を教えてるんだとか。めっちゃ楽しそうと思ったので聞いてまとめてみました」のツイートとともに投稿された4枚の画像には、12の物理現象のイラストが描かれています。浮力、摩擦力、習った習った。比重と密度、光の屈折、ふむふむ。拡散方程式、泡と表面張力、ホイヘンスの原理。すみません、何の話でしたっけ。

こうしたお風呂遊びを経験したユーザーも少ないようです。「子どもの頃、父親から風呂で、アルキメデスの黄金の王冠の話を教わった」「私も父親と入るお風呂すごく好きだった!物理よりかはどちらかと言うと数学だったり雑学だったりとにかく楽しい時間だった」「父は、お湯の入った洗面器と空の洗面器を1つずつ用意し、固く絞ったタオルをそこへ渡し、水が空の洗面器へ移るのをやりました」など思い出を披露する人も。子育て歯みがきレシピさんに聞きました。

―ホイヘンスの原理、授業で習ったのかどうか記憶すらありません

「私たちは両親ともに一応理系なので、科学やそれに関することが好きです。でも、あのツイートは一種のジョークというかネタです。お風呂での遊びって、物理現象や物理概念として解釈できるよね、というノリでまとめました。ホイヘンスの原理とはと子どもにレクチャーしているわけではないですよ」

―きっかけは

「夫はイギリスの科学者ファラデーの『ロウソクの科学』という本が好きです。ロウソクが燃えるという現象から科学について子どもに教える内容なのですが、そのお風呂版にならないかなぁと思って考えました。物理は苦手でよくわからないので、夫に原案を作ってもらい、私がイラストを描きました」

―子育て全体が科学の学びに彩られているような印象です

「いつも科学の話を子どもにしているようにも見えたかもしれませんが、至って普通で、おもちゃ屋さんでせがまれると根負けして買ってしまうような親子です。夫は保育園の送り迎えを自転車でしているのですが、子どもはパトカーや消防車、救急車が好きで、見つけると「追いかけて!」と命令します。夫は頑張って車の後を追いますが、見失ったら帰ってきます」

―投稿が拡散しました

「皆さんも身近にある科学をお子さんに伝えたいと思っていることが分かり、今回のお風呂で物理という話題が何かのヒントになったんじゃないかなぁと思いました。生活の中には、お料理や家電、自動車などいろんな科学に関する事柄があふれているので、今回のツイートがそういうものに気付くきっかけになったらうれしいです。夫もみんなに楽しんでもらえてよかったと喜んでおりました」

―「すてきなお父さん」という反応も

「お風呂で物理を教えなきゃいけないとか、そういう教育をする親がいいとか、そんな風には思わないでほしいです。ピアノを弾けるご両親がお子さんにピアノを教えたり、登山を好きなご両親が小さな頃から子どもを山登りに連れて行ったりするのと同じことだと思います。夫にとってはそれがお風呂で物理だったというだけなので」 

「子どもと向き合うことは夫も私も日々難しいなと思いながら試行錯誤しています。そこは他のご家庭と全く変わらず、悩みだらけです」と話す子育て歯みがきレシピさんは、お子さんを持つ保護者向けに歯科情報を発信しています。主要な歯科専門医を地図上で探せる「子育て歯みがきレシピ専門医マップ」や歯磨き、歯、お口に関する情報を分かりやすく説明しています。

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▽「子育て歯みがきレシピ」のサイトはこちら
http://hamigaki-recipe.sakura.ne.jp

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