前日まで元気だった我が子が熱を出したり嘔吐したり…。子どもが急に体調を崩して焦った経験があるというママは多いのではないでしょうか。なかには慌てて病院に連れていったらそのまま入院…なんてこともありますよね。入院となるとママたちは必要なものを短時間で用意しなくてはなりません。もちろん病院によって規定は違うので持ち込めるものも変わってきますが、経験者の立場からあってよかったもの、あればよかったものを挙げてみました。
現在は新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、面会や付き添い入院自体が禁止になっていたり、付き添い者の交代が禁止されていたりする場合もあります。お住まいの地域の感染状況にもよると思いますが、参考になれば幸いです。
付き添い入院…我が家の場合
▽入院時の月齢:3カ月~2歳10カ月
▽入院理由:川崎病や尿路感染症、その他検査入院など
▽入院期間:1泊2日~10日間の入院を複数回経験(入院先は全て同じ総合病院の小児科病棟)
▽入院先:総合病院の小児科病棟(保育士が常駐しているプレイルーム有)/主治医の許可があればプレイルーム利用可能/子どもが小さかったため、最後の一回を除き、乳幼児用の柵付きベッドでの入院でした
入院回数を重ねていくうちに入院期間中に必要なものが把握できてきて入院準備もスムーズに行えるようになりました。
多めに持っていくとよいもの
▽着替え
入院にあたってまず必要なのが、子どもと付き添い者の着替えです。
汗をかいたり、汚したりする度に着替えが必要です。
コイン式の洗濯機が設置してある病棟も多いですが、コロナ禍の現在は洗濯が禁止されている病院も多くあります。
面会や差し入れも制限されているなかでは新しい着替えを用意するのも大変です。あらかじめ多めに用意しておきましょう。
また、付き添い期間中は座りっぱなしの時間が多くなりがちなので、付き添い者の着替えは長時間着ていて楽なものがおすすめです。
▽タオル
顔や体を拭くためのハンドタオルやフェイスタオルのほか、バスタオルも必要になります。
私の場合ですが、夜寝るときに照明が気になってなかなか寝付けず、バスタオルをベッドの柵にかけてカーテン代わりにして光を遮ったこともありました。また、入院した病棟に備えられていたのは薄手の掛布団だけだったので、気温が高いお昼寝時などにはバスタオルをタオルケット代わりにしていました。
▽おむつ・おしりふき
体調を崩している子どもの場合、おしりふきの使用回数が増えることもあるのではないでしょうか。
おむつ・おしりふきともに病院の売店でも買うことができますが、種類は選べないので持ち込めるのなら使い慣れたものを多めに持っていくことをおすすめします。
▽ティッシュやウェットティッシュ
こぼしたものや汚れをサッとふけるように、ボックスティッシュやウェットティッシュがあると安心です。
あると便利なもの
▽大きめのS字フック
病室の中はパーソナルスペースが限られていて、想像よりも物を置くスペースが少ないことがあります。我が家は数回の入院のうち大半が乳幼児用の柵付きベッドでの入院だったので、S字フックを柵に引っかけて荷物をかけていました。
▽サンダルやスリッパ
病院内は基本的に土足のため、靴を履き替えるというイメージがなく意外と忘れがちなのがサンダルやスリッパ。
たとえ履きなれた歩きやすいスニーカーでも、病室内でずっと履きっぱなしは窮屈で蒸れてしまいます。
付き添いの間脱いでいても、トイレや検査室への移動、売店へ行く際にその都度スニーカーを履いて…という過程は面倒ですよね。サッと履けるサンダルなどがあると便利です。
▽体ふきシートやドライシャンプー
コロナ禍ということもあり、病院によっては付き添い者の入浴やシャワーが許可されていない場合もあります。また、子どもから目が離せなくて、許可されている場合でも入浴時間が無いまま一日が終わってしまった…という場合もあると思います。
ゆっくり湯船に浸かるのにはかないませんが、少しでもリフレッシュするためにもあると便利です。
精神衛生上あるとよいもの
▽子どもが普段使っている箸やフォーク・エプロン
入院する期間、一番不安を感じているのは子ども自身です。少しでも病室での生活を過ごしやすくするために、持ち込みが可能な場合は使い慣れた道具を持っていくことをおすすめします。
▽日記帳・本・おもちゃ・ぬいぐるみ
ママのストレス解消や不安軽減のために日記帳は有効なアイテム。子どもの容態や病院のことなど、気になったことをメモする意味でも日記帳代わりのノートやメモ帳を一冊持っていくとよいかもしれません。
小児科病棟は病室にテレビがない場合もあるので、本を読んだり、日記を書いたりして穏やかに過ごすのもよいですね。
また、子どもの不安軽減のためにも普段遊んでいるおもちゃやぬいぐるみは有効なアイテムですが、病院によっては持ち込めないところもあるので確認が必要です。
付き添い者の食べ物
▽非常食ふりかけ
私は3食付き添い食を頼んでいたのですが、おかずの割にご飯が多くて困っていました。3回目の入院からはふりかけを持参してご飯もしっかり食べて体力を蓄えていました。
ストレスも多い入院生活。少しでも負担を軽減してつらいときは周りを頼って
子どもはもちろん、付き添いをする親にもストレスを与える入院生活。慣れない場所での制限された生活を送ることになります。少しでも快適に過ごせるように、万が一入院するときには紹介した持ち物を確認してみてください。
息子が入院し私も付き添いをしていた頃、つらい時に看護師さんや保育士さんに不安を打ち明けたことがあったのですが、優しい言葉をかけてくれたり、子どもと一緒にできる工作の材料をもって病室にきてくれたりと、その心遣いに元気をもらったこともありました。
コロナ禍で以前よりも制限が多く大変な期間になるかもしれませんが、つらいときは医師や看護師の方々、そして家族など、周りの人を頼ってくださいね。