「伊達号」と「真田号」が比叡山をゆく…「戦国BASARA」一色のケーブルカーが誕生

天草 愛理 天草 愛理

 大津市坂本地区と比叡山延暦寺を結ぶ「坂本ケーブル」。運営する「比叡山鉄道」(大津市)は3日、人気アクションゲーム「戦国BASARA」仕様のケーブルカーの運行を本格的に開始する。

 車両デザインはもちろん、車内放送にもこだわったといい、同社は「車内でも楽しんでもらえることを目指しました。いつもとは違うケーブルカーに乗って喜んでもらえたら」とPRする。

 車両は外面に伊達政宗を描いた青色の「伊達号」と真田幸村をモチーフにした赤色の「真田号」の2両。車内の天井には、ゲームに登場する明智光秀や豊臣秀吉といった戦国武将らのイラストをあしらった。

 目玉は何といっても車内放送だ。ゲームで伊達政宗役を務める声優の中井和哉さんが担当し、終点まで11分の道のりを穏やかな声で案内する。「日の本一長いこのケーブルカーでスムーズな道中を保証するぜ」などと伊達政宗になりきって勇ましく話す場面もある。

 始発のケーブル坂本駅の構内では、伊達政宗と真田幸村の高さ1・8メートルの巨大パネルが出迎える。乗客は刀ややりを携えたたけだけしい2人と写真を撮ることができる。

 また、3日午前10時からケーブル坂本駅で特製乗車券を販売する。片道券2枚と往復券1枚の3枚1セットで3400円。3千セット限定。こちらも伊達政宗や真田幸村のイラスト入りだ。

 同社は「なじみのある武将ばかりだと思うので、若い方にも年配の方にも足を運んでもらえれば」と期待を寄せる。ラッピング車両の運行は12月26日まで。

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