「あなたが今回旅行にいく国の野菜には大量の農薬が含まれている可能性があり、食べると健康被害を及ぼす可能性があります…」。外国で旅行会社が、こんな注意書きを渡すケースがあるそうです。みなさんはどこの国か教えてほしいと思われるでしょう。答えは、日本です。実は、日本における農薬消費量は世界で見るとトップクラスです。
かつて工業用水の垂れ流しから起こった公害病「水俣病」「イタイイタイ病」などは人体に有毒な水銀、カドミウムによって引き起こされた人災と言える病気です。病気の子供が元気になるように、新鮮な魚を買って食べさせれば食べさせるほど病状が悪化したという今では考えられない話です。
食品添加物も非常に怖いです。我が国は農薬、添加物に対する基準が諸外国に比べると緩い面もあり、他国では禁止されているものが使用されているケースがあります。赤色、青色などに着色するタール色素がそうです。これらの物質はお菓子、清涼飲料水、漬物に含まれていることがあります。発がん性の疑いを指摘する研究者もおり、成人のみならず、特に成長期の子供には避けた方がいいという考え方もあります。
また、子供がよく口にするガム、キャンディー、チョコレート、ゼリー、乳酸菌飲料、炭酸飲料に含まれているアスパルテームという人工甘味料に関しては、脳腫瘍、白血病、リンパ腫などのがんを誘発する可能性を指摘する学者もいます。ちなみに日本における小児悪性腫瘍の上位をこの3種類の病気が占めています。
食品メーカーは当然、製品の安全性に注意を払っているはずですが、怖い話に思えてしまいます。さまざまな説がある中で、自分にとって、どうなのか…。個人が勉強して対策をすべきだと思います。