「流行の絵柄は、10年を節目に大きく変わっていくらしい」 …瞳の描き方の時代による変遷が話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

「世間体に好かれる絵柄は、10年を節目に大きく変わっていくらしい」

イラスト、漫画のキャラクターの瞳の描き方の時代による変遷がSNS上で大きな注目を集めている。きっかけになったのはイラストレ―ターの無印かげひとさん(@kage86kagen)の投稿。

2000年代は黒線でかっちり描かれ、中に大きな光沢を入れることが多かったが、2020年代ではまつ毛に黒以外の色を使うことが多く、景色の映り込みを意識して書かれることが多い。

実際のイラストをまじえた無印かげひとさんの指摘に、SNSユーザー達からは「瞳の塗り方は今の方が色んな色があって鮮やかで好きだけど目の形は2000代の方が好き」「ワイは永遠に80年代でエエわ」「あと、らきすたからの影響か縦長の目が多かったですね…2000年代は」「2000年代の目が好きです!自分で描くのもそんな感じですね。カードキャプターさくらや初代ポケットモンスターなど、ちょっと昔のアニメの絵好きです。シンプルいちばん。」など数々のコメントが寄せられている。

無印かげひとさんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):無印かげひとさまはイラストレーターのお仕事をされる中で、求められる瞳の描き方が変化していると感じたことはありますか?

無印かげひと:「瞳」の描き方に関しては、毎年少しずつ変化しているように思います。その年を詳しく追うと、「この年は“つり目”気味の目を描く人が多かったな」や、「この年はシンプルな色合いの瞳が多かったな」など、10年ごとに限らず絵柄は変化し続けているんだなと感じました。

中将:いろんな好みや考え方があるようで、ご投稿に対して数々の意見、感想が寄せられています。反響へのご感想をお聞かせください。

無印かげひと:やはり今流行りの瞳が一番人気なのかなと思いきや、意外にも2000年代の瞳を描き続けている方がたくさんいらっしゃいました。今流行りの絵柄はあるものの、一昔前の絵柄は現在も需要があるということを、改めて認識することができました。

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▽「無印かげひと」さん関連情報

2020年7月末からフリーランスイラストレーターとして活動。「情緒を感じさせるエモいイラスト」と、「ビジネス向けイラスト」の2つの絵柄を描き分けて制作している。イラストに関する情報発信ブログ「かげひと絵のブログ」も運営。

Twitterアカウント:https://twitter.com/@kage86kagen
公式サイト:http://kagehito-e.com
公式ブログ「かげひと絵のブログ」:https://kagehito-e-blog.com

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漫画だけでなく音楽やファッションも、さまざまな要因が元になり、時代と共にその形は変化してゆく。今から10年後、20年後、我々はいったいどのようなカルチャーを受容しているのだろうか。

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