「お散歩の回数増やして!」アニマルコミュニケーターが届けてくれた愛犬からのメッセージ

アニマルコミュニケーションワークショップ受講体験記④

岡部 充代 岡部 充代

 ハワイ在住のアニマルコミュニケーターShioriさんのワークショップを受講し始めて数か月。中級クラスに進んだ筆者は他の受講生の愛犬・愛猫に練習相手になってもらい、アニマルコミュニケーション(以下、AC)を続けています。飼い主さんに答え合わせをしてもらうと、初回は驚くほど“正解”があり自画自賛していたのですが、2回目以降は“不正解”が増えてきて…。

 無心に近かった初回から、2回目以降はまだ初心者のくせに自分に期待し過ぎたり、「これは私の思考?」「犬や猫についての基本的な知識が邪魔してる?」など余計なことを考えて、動物と繋がるためのアンテナの感度を下げてしまっていたようです。初心に帰り、できるだけ雑念を排除して、AC→検証を継続していくしかありません。

 と、ここでふと思い立ちました。Shioriさんに愛犬とセッションしてもらい、どのようなことを受け取ってくれるのか、飼い主にどのように伝えてくれるのか、実際に体験したほうがいいのではないかと。すると、愛犬・ももは私のことを本当によく見てくれていて、実は“おしゃべり好き”だということが分かりました。

 Shioriさんがももと繋がってくれたのは日本時間の深夜2時過ぎ。いつものように私のベッドで一緒に寝ていた時間です。「ももちゃん、ベッドにいたと思うんですけど、掛け布団の色は濃いダーク系ですか?」とShioriさん。掛け布団カバーの色はチョコレートブラウンでした。どちらかと言えば白など明るめの色が世の主流だと思うので、これにはびっくり!Shioriさんがよく言う「物的証拠」です。飼い主しか知り得ない情報を伝えれば動物と繋がったことが証明され、飼い主はその言葉を信じるようになります。

  ももと繋がった瞬間、Shioriさんはワクワクした感情を受け取ったのだとか。それはももが「話したいことがたくさんあった」から。「お互いのために、ちょくちょく散歩に出掛けましょう」「部屋の空気がよどみがちだから入れ換えを」「時々ベランダに出して」など、私へのリクエストがたくさんありました。

 家の中のトイレシートにあまりしてくれず、基本“外派”で水を飲む量も少ないもも。膀胱炎になったこともあり心配していたのですが、その解決策が「お散歩の回数を増やす」でした。「人間だって自分がくつろぐ部屋の一角でしたくないでしょ。お散歩に連れて行ってくれればするし、外に出ることでエネルギーも循環する。そうすればお水も飲むよ。ママも長く座っているのは良くない。外で気分転換すれば文章を書くときの“ひらめき”が違ってくる」と言ったそうです。

 たしかに私は一日10時間以上パソコンに向かっていることも珍しくなく、血のめぐりもエネルギーの循環も悪そう…。ももに諭された気分でした。そして、「部屋にシートを置くならベッドルームの隅の隅に」と聞いてその通りにしたら、以前よりも室内でしてくれるようになりました。

 

 他には「薄茶色の硬い棒状の食べ物」をShioriさんに見せて、「時々もらえるこの美味しいのをもっと食べたい」と伝えてきたそう。ちょうど“鹿アキレス”をオヤツとしてあげ始めた頃で、ももは喜んで食べていました。Shioriさんによれば、「かじっていくと硬いのが軟らかくなって達成感がある。大きすぎると顎が疲れる」と言ったとか。その前に買った大きな“馬アキレス”をあまり食べてくれなかったのは、顎が疲れるからだったんですね。

 物を捨てられない性分の私に的を射たアドバイスもありました。「部屋の中に情報があふれかえっている。まず本棚を整理して。書き終えた記事の資料とかもう要らないよね?手放すことで新しく必要な情報が入ってくるからスッキリしましょう」。ビンゴ!私は書き終えた記事の資料もほぼ全部、残していました。見返すこともないのに…。

 ShioriさんのACの後、上級クラス修了者約30名も、スキルを磨くための練習会でももとセッションしてくれました。「ママはどんな人?」という質問に対して、複数の人が受け取ってくれたのが、「おっちょこちょいでいつもバタバタしている。忘れ物や探し物が多い」というもの。笑ってしまいました。まさにその通りで、ケージに入ってお留守番を始めたはずのももの前にすぐに現れ、「スマホ忘れた」「定期入れどこだ?」とバタバタしているのが私の日常だからです。

 そして、Shioriさんが届けてくれた最後のメッセージは、「いつでも私を頼ってね。文章に行き詰まったら私に意識を向けてみて。文章を思いつくから」というものでした。ももは私と二人三脚で、動物と飼い主さんがハッピーになる情報を届けられるよう、いつも隣で私を助けてくれているようです。頼りにしてます、もも先生!

 

Shioriさん公式ホームページ https://www.achawaii.net/

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