特殊能力はなくても動物と話せる? アニマルコミュニケーションの不思議な世界

アニマルコミュニケーションワークショップ受講体験記①

岡部 充代 岡部 充代

 6歳になる豆柴と暮らす筆者。「オヤツを欲しがっている」「なでて欲しいと言っている」「お留守番するのがイヤそう」――そのくらいのことは分かりますし、ドッグトレーナーやペットマッサージセラピストとしても活動しているので、一般の飼い主様よりは少しだけ犬について知識があるかもしれません。

 でも、だからといって、愛犬の気持ちをすべて理解できるはずもなく、「どう思ってるんだろう?」「この行動にはどんな意味があるんだろう?」と首をひねることもしばしば。もし愛犬と“会話”ができれば、もっと幸せにしてあげられるかもしれない。ほかの動物たちや飼い主様、保護主様のお役に立てるかもしれない。そんな思いから、あるワークショップを受講することにしました。

「アニマルコミュニケーション」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。テレパシーを使って動物たちと会話し、心を落ち着かせたり、行動の理由や望みなどを聞く行為のことです。「動物と会話」とか「テレパシー」と聞くと何か特別な能力が必要と思われがちですが、ハワイ在住のアニマルコミュニケーターShioriさんは「誰でも動物とお話できます!」と笑顔で話してくれました。

「テレパシーは超能力ではありません。いわゆる“虫の知らせ”を意図的に使うだけのこと。むしろ超現実的なものです。『言語』というツールを持ったことで、私たちはテレパシーによるコミュニケーションを行わなくなりました。使わなくなれば錆びついてしまう。決してなくしたわけではありませんから、その錆を落としてあげればいいんです」

 Shioriさんはかつて、大手通信会社で営業職に就くバリバリのキャリアウーマンでした。目に見えるもの、説明がつくもの、数字で証明できるものだけを信じる“超”現実主義者で、いわゆる霊感のような特殊能力はなし。それが2013年にハワイへ移住し、アニマルコミュニケーション(以下、AC)と出合ったことから人生が一変します。アメリカでアニマルコミュニケーターとして35年以上のキャリアを持つキャロル・ガーニーさんのワークショップに参加して技術を身に付け、8か月後には独立してアメリカでACビジネスを立ち上げました。ガーニーさんもまた、スピルチュアル性のない元バリキャリのアニマルコミュニケーターだそうです。

「アニマルコミュニケーターの中には『生まれつきテレパシーを使えた』とか『ある日突然、動物と話せるようになった』という人もたくさんいます。でも、私は“学び”によって動物と話せるようになったんです。話し方を学んで、あとは練習と答え合わせを繰り返す。外国語を学ぶのと同じ…いえ、むしろずっと簡単です。英語は学校で10年習ってもなかなか話せるようになりませんが、動物との会話は基本的なものなら3か月も練習すれば十分ですよ」(Shioriさん)

 にわかには信じがたい話ですが、実際、Shioriさんはこれまでに数多くのワークショップを開催し、中級クラス以上に進んだ人たちは皆、そのスキルを身に付けたそう。「錆びついたアンテナを磨いただけ」とShioriさん。磨くにあたっては、ただワークショップを受講すればいいわけではなく、動物の周波数に合わせるため自らの“波動”を上げる努力が必要らしいのですが、その方法も初級クラスでしっかり教えてくれるのだとか。話を聞いているうちに、「もしかして私にもできる?」という興味がふつふつと湧き上がってきました。

 ある上級クラス修了者はこう話します。

「Shioriさんに愛犬の話を聞いていただいたとき、愛犬の言葉としか言いようがないことを聞き出してもらい驚きました。これを自分でできるようになれば、愛犬がストレスを溜めずに済むかもしれない、犬関係の仕事で役に立てるかもしれないと思い、ワークショップの受講を決めました。初級のときからなんとなく動物と繋がれるようになった気がします。初めて愛犬と話をしたときの、愛犬のびっくりしたような、でもめちゃくちゃうれしそうな様子は忘れられません。上級まで修了した今は、主に仕事で補助的に使っています。不思議なことにACを行うと、その子の性格が穏やかになったり、明るくなったり、私への態度も変化することがあるんですよ。これは意図していなかったことなので正直、驚いています。あと、愛犬や愛猫にはお留守番のときなどたまに話し掛けますし、向こうから急にメッセージを受け取ることもありますね」

 この方もやはり特殊能力は持ち合わせていないそうですが、それでも動物とコミュニケーションを取り、仕事にまで生かしている!ACとは本当に興味深い分野です。

Shioriさん公式ホームページ https://www.achawaii.net/

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