誰もが一度は見たことがありそうな山崎製パンの配送トラック。2018年2月の北陸地方の大雪では、国道で立ち往生した車列の中にいた同トラックが周辺ドライバーに荷台のパンを救援物資として配り話題になりました。ところで、車体の側面で目を引く「食パンを食べる女の子」。彼女の正体をご存じですか?
女の子の正体は…
山崎製パン(東京都千代田区)の担当者に聞くと即解決しました。
女の子の正体は「スージーちゃん」。実在する女の子でした。
おなじみの食パンを食べるスージーちゃんは同社のシンボルマーク。1966年に起用され、現在に至ります。当時、スージーちゃんは3歳ぐらいで東京在住。とてもかわいらしい女の子だったそうです。
気になるのがスージーちゃんの消息。現在は58歳前後でしょうか。担当者に尋ねると「現在、交流はありません」との回答でした。残念ながら実現しませんでしたが、50年以上も愛されている感想をご本人に聞いてみたいものです。
春のパンまつり、北海道だけ1カ月遅れの理由はやはり…
同社でもう1つ有名なのが「ヤマザキ春のパンまつり」。期間中、対象商品のシールを集めると景品の「白いお皿」がもらえるキャンペーンは今年で41回目。お皿の累計交換枚数は約5億枚というから驚きます。
キャンペーンが始まったのは1981年の春。景品の「白いお皿」は初回から一貫してフランス製だそうです。「フランスに本社がある世界最大のガラス食器メーカー、アルク・フランス社製のお皿です。材質は全面物理強化ガラスで、一般のガラスに比べ丈夫にできています」。
今年のキャンペーン期間は、2月1日から4月30日まで。ただし、この期間に実施されるのは北海道を除く地区のみ。北海道での開催は1カ月遅れの3月1日から始まるそうです。理由はもしや…。
「北海道は季節感を考慮して、スタート日をずらしています。スタートは1カ月遅いですが、終了日も1カ月遅くなっています」(同社担当者)
やはり季節が配慮されていたんですね。春を呼ぶ風物詩ともいえそうなご長寿キャンペーン。春はそこまで来てますね。