シングルマザーに理解のある会社だと思ったら…社長と女性たちが繰り広げていた“複雑”すぎる恋愛事情

島田 志麻 島田 志麻

シングルマザーの友人が以前勤めていた会社では、すこし変わった社内恋愛事情が繰り広げられていたそうです。

その会社の社長はシングルマザー達を応援したいと言って、積極的に雇用している会社だったそうです。友人はその会社で事務員として働いていました。

社内には友人を含めて事務員の女性が4人いたそうです。事務を担当している部署には基本的に女性社員のみで、時折社長が進捗確認に訪れる程度でした。

Aさんは、おっとりした口調で清楚系美女。

Bさんは、派手な外見で性格はサッパリとしたモデル系美女。

Cさんは、小柄で目が大きくかわいらしい見た目で面倒見のいい、みんなのお母さん的な美女。

3人とも小学生から中学生のお子さんがいる、気さくで素敵なシングルマザーという雰囲気だったそうです。

ある日のお昼休みに恋愛話が始まりました。

Aさんは彼氏が2人。1人は県外、もう1人は県内。どちらからも月々ある程度の金額を援助してもらっているそうです。県内の彼氏は既婚者で子どもも同級生だとか。

Bさんは彼氏が1人。ただ、月々の援助金額は少ないそうで、時々相席居酒屋やクラブに出向き、新しい出会いを探しているそうです。

Cさんは彼氏が1人。他に彼氏ではないけれど、不定期で援助してくれる人が1人いるとのこと。

3人とも仲良しで、みんなで遊びにいくこともしょっちゅうなんだとか。友人の価値観とはだいぶかけ離れていて、その後も驚くことが多かったようです。

しばらくして、AさんとCさんが遅刻や早退を繰り返すようになり、1カ月もすると揃って出社すらしなくなってしまったそうです。

そして2カ月が経ったある日、Aさんが久しぶりに出社してきました。

Aさんが出社しなくなった理由は、県外の彼氏がAさんの言動に不信感を抱き、Aさんの家に盗聴器や監視カメラをしかけたそうです。その結果、もう1人の彼氏も巻き込んでの大騒動になったとのことでした。

理由だけ話すと、Aさんは荷物をまとめて帰ってしまいました。

この日から再びBさんと2人だけで仕事をする日々に戻りましたが、業務も少なくほとんど何もない日が続いていきます。後に友人がBさんから聞いた話によると、AさんとCさんを援助していた人物は社長だったようで、そのことが原因でAさんとCさんは険悪になり、2人とも出社しなくなってしまったそうです。

友人はシングルマザーを応援したいと言いながら、今回のような事態を引き起こした社長も会社も信じられなくなり、ほどなくして転職をしました。

   ◇   ◇

会社を辞めてしばらくたった後、Bさんから、どうしても話したいことがあると言われ会ったそうです。

そこでBさんは自分も社長の愛人であったことを教えてくれました。

社長はその後、Aさんとの関係を発端に、Cさん、Bさんとの関係も奥様にバレてしまい、社長はすべてを失ったそうです。

今度はそれを逆恨みした社長が、Aさんのストーカーになってしまったそうですが、県外の彼氏と仲直りしたAさんはお子さんを連れて彼氏の所へ引っ越してしまい、Cさんの所に行こうとするも、すでに彼氏と再婚前提に同居しており、あえなく失敗に終わったそうです。

そこでBさんの元へ転がり込んできたとのことですが、Bさんも新しい出会いがあり、くわえてお金が無くなってしまった社長に興味が無く迷惑しているんだとか。

そしてAさんとBさんとCさんの3人は、一度は険悪になったものの、それを乗り越えまた仲良くしていて、社長だけが邪魔者になっているという話だったそうです。

その後、社長や女性たちがどうなったのかわかりませんが、風の噂でその会社は倒産したと聞きました。私は友人が騒動に巻き込まれず何事もなかったことだけが救いです。

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